

絹女と絹女プロの違いは?どっちを買うべき?美容師が解説!
表参道でヘアケア美容師として活躍する傍ら、きむさんの愛称で登録者1万人を超えるYouTubeでもヘアケア情報を発信している木村さん。
KINUJO製品愛用歴8年超ということで、ネットで調べてもHPにも書いていないような商品の違いまで、分かりやすく教えていただきました。
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2025.09.23
大人気ヘアケア家電ブランドKINUJOの主力製品である絹女~KINUJO~ストレートアイロンと、同じくKINUJOから新たに登場した絹女プロストレートアイロン。
どんな違いがあって、どっちを買うべきなのか?
今まさに悩んでいる方がたくさんいらっしゃいます。
そこで、KINUJOを8年以上愛用するヘアケア美容師の木村賢司氏にそれぞれの違いとどっちを買うべきかを比較して解説していただきました。
絹女と絹女プロの違いはココ!

まず、ヘアアイロンを比較する際に見るべきポイントが5つあるので紹介します。
絹女と絹女プロもその5つのポイントを見るだけでかなり違いが見えてくるので、ぜひ最後までご覧になってください。
ポイント①プレート素材

プレート素材に関してはどちらも同じくシルクプレートです。
ヘアアイロンのプレートは主に金属系とシルクプレート系に分かれますが、
金属系のプレートは髪に素早く熱が伝わるのでスピーディーにスタイリングができる分、髪に余分なダメージを与えやすく、仕上がりがパサつきやすいという欠点もあります。
シルクプレートは熱がじんわりと伝わるので、金属系のプレートよりもスタイリングに時間がかかりますが、その分髪の水分が抜けづらく、髪に優しくしっとりとした仕上がりになるのが特徴です。
その点、今回はどちらもシルクプレートなので互いにプレート素材は最高水準だと言えます。
ポイント②手ぶれ補正機能(プレートのクッション性)

美容師でもここに目をつけている人はごく僅かなくらい、ほとんど知られてない機能なのですが、
かなり重要なポイントです。ここは必ず見て欲しいです。
ヘアアイロンのプレートのふちを押すと、プレートが少し沈みます。
これをクッションプレートと言ったりするのですが、カメラで言う“手ぶれ補正機能”なんです。
ヘアアイロンを巧みに扱える美容師からすると見向きすらする必要のない機能なので
全然注目されてないのですが、
ヘアアイロンに自信のない方や不慣れな方にはとっても重要な機能です。
ヘアアイロンは髪の毛に対して平行に挟む必要があるのですが、慣れていない方が操作すると度々角度がズレてしまいます。
そうすると何が起こるかというと、

アイロンで髪を挟んだ時に、プレートの角から髪に触れてしまうため、変な横線が入ったり、カクついてしまったり、ある程度ストレートにはなったけど細かい毛が表面にぴょんぴょん跳ねている。なんてことになってしまいます。
その点、クッション性が高いヘアアイロンだと、アイロンの角度がズレていてもプレートが動くことで勝手にフィットしてくれます。

つまり、
クッション性が高いと手ぶれ補正がしっかり効くので、
ヘアアイロンが苦手な方でも「このアイロンやりやすい!」「いつもより綺麗になる!」と感動しやすくなるのです。
ぜひ、ここは重視してヘアアイロンを選んでくださいね。
絹女と絹女プロはどちらもクッション性が高い部類に入るのですが、見比べるとこんな感じです。

やや絹女プロの方がクッション性が高いことが見て取れるかと思います。
ですので、ヘアアイロンに慣れていない方は絹女プロの方が使いやすく感じやすいということになりますね!
ポイント③温度調節機能

続いては温度調節機能です。
これは髪質に合わせた最適な温度調節ができるかどうかによって、
余分なダメージを抑えつつ快適にスタイリングをできるかどうかに関わるので、またも重要なポイントと言えるでしょう。

絹女は最低130度〜220度を10度刻みで変更可能となっており、髪質に合わせた最適な温度選びが可能となっています。
一方絹女プロは、、

なんと最低温度50度。
絹女プロは最低50度〜220度を10度刻みで変更可能となっており、より一層髪質に合わせた最適な温度選びが可能となっています。
正直なところ、50~100度の低温に出番は全然ないのですが、110度や120度でも使用できるのは
傷みを気にされる方にとって非常に嬉しいポイントです。
髪の毛は髪自体の温度が130度を超えたあたりから傷みはじめるので、
110度や120度で使用していれば髪の温度が130度を超えることがなく、傷ませるリスクをかなり軽減することができます。
絹女の130~220度でも十分ですが、130度以下でも使えるというのは絹女プロの優れたポイントですね。
ポイント④温まる速さ

“ヘアアイロンの温まり待ち”が決して快適な時間でないことは言うまでもありません。
とにかく急いでいる!と言うわけでなくても、やはり温まるのは早いに越したことがありません。
絹女と絹女プロはどちらも業界最高峰のスピードで立ち上がります。
180度までわずか20秒。夏場は部屋が暖かいからか、18秒で温まることもありました。
最近の高級ヘアアイロンの相場は180度まで40秒を切るかどうかなので、相場よりも倍以上速いことからどちらもかなり優れていると言えます。
ポイント⑤操作のしやすさ(本体の形状や大きさ)

操作のしやすさなんて、見るだけじゃわからないですよね。
でも、意外とわかるんです。
どこを見るか?
それは本体の大きさと、、

ここです。
ヘアアイロンの正しい持つ“場所”ってイマイチわからないですよね。
その点、こういった“親指スポット”があると、ヘアアイロンの知識がなくても、初めて手にする方でも、
誰が持ってもベストな場所で持つことができます。

例えばお箸なんかも上の方を持ちすぎても挟みにくいし、下の方を持ちすぎても力が入りにくいですよね。
それと同じでヘアアイロンにもベストな持つ場所があるんです。
ヘアアイロンは持ち方によって使いやすさがかなり変わってくるので、指を置くくぼみがあるのはヘアアイロン初心者でも安心できるポイントです。
くぼみは絹女プロだけでなく絹女にもあるのでどちらを選んでも安心です。

では大きさはどうでしょうか?

明らかに絹女の方が大きいですよね。
これまた重要なポイントで、
結論大きいヘアアイロンはあまりおすすめできません。絹女は十分使いやすいのでおすすめできる商品ですが、絹女プロの方が小柄で女性の手にもフィットしやすく、扱いやすく感じる方が多いのが特徴です。
どれだけスペックの良いヘアアイロンでも、使いづらければその性能が仕上がりに反映されることはありません。
絹女プロは本体は小柄ですが、プレートサイズは一般的なサイズのものが搭載されているので、物足りなく感じにくく、その駆動性の高さでかなり好評の逸品であると言えます。
実際に使ってわかった違い

実際に使ってみても、その違いは分かりやすく感じられます。
それぞれに良さがあるので、まずは絹女から紹介します。
絹女は一般的なプレートよりもやや幅が広めな作りになっているので、少し多く髪を挟むことができて、
毛量が多い方にとってありがたいポイントとなっています。
目安としてはこんな感じ。

一回でこれくらいの髪の量なら綺麗に仕上げることができます。
ですが、プレートの幅が広いので、前髪を挟むときはおでこが狭かったりするとやや窮屈に感じやすいです。

十分綺麗に仕上げられるのですが、ご覧の通り、おでこがいっぱいいっぱいになってますよね。
ちなみに実際に操作する時はこんな感じです。

ぜひサイズ感の参考にしてくださいね。
では絹女プロだとどうでしょうか?
こんな感じです。

先ほどよりも余裕があり、なんとなく“やりやすそう”な印象を感じられますよね。
絹女プロで一回に挟める髪の量はこんな感じです。

絹女よりはやや少ないですが、「あまり違いがわからない」と感じる方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。
顔まわりに持ってくるとこんな感じに。

先ほどの絹女よりもコンパクトなので、プレートの先端まで指先の感覚が伝わってスタイリングがしやすく感じます。
絹女プロは一回に挟める髪の量が絹女よりも少ないので、絹女ほどガバッとスタイリングすることができないのですが、
小回りが効くので前髪や顔まわりなどの、細かいけど仕上がりの出来栄えに大きく影響を与える部分も綺麗にスタイリングが仕上がりやすいです。
実際に前髪を流すとどうなる?

しばらく放置してぐしゃぐしゃになったこちらの前髪をスタイリングしていきます。
意外と違いがあるのでぜひご覧ください。

絹女で前髪を通すとこんな感じに。

かなり良くなりましたね。
ではここから絹女プロでも通してみます。

一度絹女で通しているのでさほど大きな違いは出ないのですが、
クシで整えるとこんな感じに。

細かい部分が整った感じがしますよね。
これが実際に使うと感じる絹女と絹女プロの違いです。
絹女と絹女プロの違いまとめ

わかりやすいように簡潔にまとめます。
一番の違いは使いやすさ。絹女はやや大ぶりなサイズ感のため、ヘアアイロンに慣れていなかったり手の小さい方には使いづらく感じることも。
絹女プロは本体こそコンパクトですが、プレートサイズは標準サイズ。指先感覚で、まるで自分の指で髪を挟んでいるかのような使いやすさ。ヘアアイロンの操作に自信がなかったり、大きいヘアアイロンに抵抗がある方は間違いなく絹女プロ一択。
髪への優しさは双方最高クラスですが、絹女は最低130度と、髪が傷み始める温度と同等のため、110~120度のそもそも髪が傷みにくい温度での使用ができないため、何年も使っていくうちにヘアスタイルを変えたり、髪を染めたり、ダメージを気にしたい場面になった時にも対応できる安心感があります。
前髪や顔まわりの細かい操作についてもやはり小回りのきく絹女プロが優位と言えるでしょう。
加えて絹女プロは美容師がヘアサロンで一日中ガシガシ使うことを想定して作られているので、絹女よりも耐久性に優れているとのこと。お高い買い物ですから、耐久性が高いというのは現実的にかなり魅力的ですよね。
絹女プロの性能が高すぎて絹女の性能がかすんでしまいますが、絹女も十分すぎるほど素晴らしいヘアアイロンなので、そもそもどちらを選んでも失敗はないということだけ言わせてください。
結論、どっちを買うべき?

全員が全員こっち!と言えるものでもないのですが、基本的には絹女プロがおすすめ。
やはり高い手ぶれ補正力をはじめ、操作のしやすさやプロ仕様ならではの耐久性はヘアアイロンに慣れていない方こそ魅力を感じるポイント。
ではどんな人に絹女がおすすめで、どんな人に絹女プロがおすすめなのでしょうか。
絹女はこんな人におすすめ!

・毛先のカールだったりスタイリングというよりは、全体のボリュームを抑えてオイルなどでまとめるだけで十分
・130度以下の低温操作に魅力を感じない
・ホワイトのカラーでヘアアイロンを探している
絹女プロはこんな人におすすめ!

・全体のボリュームをしっかり抑えたいというより、毛先を整えたり前髪を整えることがメイン
・ヘアスタイルの変化に合わせて髪に優しい温度でも使える安心感が欲しい
・ヘアアイロンの操作に自信がなく、大きいヘアアイロンには抵抗がある
・なるべく耐久性の高いものを選びたい
絹女プロは“今が買い時”!?

実はKINUJOも昨今の物価上昇に伴い全モデル価格改定という名の“値上げ”が行われました。
人気の絹女ストレートアイロンは19,800円から24,200円に、4,400円の大幅値上げ。
カールアイロンやドライヤーも軒並み価格改定がされました。
対して絹女プロはというと、、価格は据え置き。なぜかプロだけ値上げの対象になりませんでした。
かつては絹女が19,800円で絹女プロが28,000円、価格差8,200円と、大きな差が開いていたのですが、
今となっては絹女が24,200円で絹女プロが28,000円、価格差3,800円と、十分な差はあるものの、
何年も使うことを考えると決して高くない価格差に落ち着いています。
重要なのはこれから。
次に値上げが入るとしたら…。
間違いなく絹女プロを優先的に値上げしますよね。
勝手な予想ですが、絹女が26,400円、絹女プロが33,000円。みたいなことになる可能性も十分にあるんじゃないかな?と思っています。
というより、“プロ”の名を冠するわけですから、それくらいの価格であり価格差があった方が自然なのかもしれません。
とはいえKINUJOはあまり値上げをしないことでも知られてますので、なんとも言えませんが、そういったケースも想定しています。
KINUJO製品の購入には注意が必要!

KINUJO製品はヘアアイロン市場において圧倒的な人気を誇る超人気ブランドです。
それゆえ、模造品や不正流通品が多く出回っており、KINUJOさんも対応に追われているとのこと。
そういった商品を掴んでしまうと、故障品や模造品が届いてもKINUJOのメーカー保証は対象外ですので泣き寝入りに。。
といった事態が実際に頻発しております。
失敗しないためにも明らかに値引きされたショップやamazon楽天市場での利用は控えることをおすすめしています。
KINUJOのご購入は安心できる公式ストアか、家電量販店や百貨店を利用するのが安全です。
絹女プロは公式ストアや家電量販店の取扱いなし!

非常に厄介なのですが、絹女プロは美容師のみに取扱いが限られる入手がやや困難なアイテムとなっております。
それゆえ、KINUJOは知っているけど絹女プロの存在は知らなかった!という方が後を断ちません。
数少ないネットで絹女プロを購入できるオンラインショップ髪との暮らし。は
絹女プロ製品の正規販売認証店としての登録がある数少ない安心して利用できるショップです。
商品ページには実際に購入された方の口コミが200件以上ありますので、
絹女プロが気になるという方はぜひ商品ページから口コミを読んでみてくださいね。

送料無料でKINUJOのメーカー保証もきちんとつく上に、最短即日発送と、欲しい時にすぐ手に入るのも嬉しいポイントです。
絹女プロの買い時がいつまで続くか…といった一抹の不安がよぎると思いますが、
焦らず、じっくり口コミを読んだりして判断されるのが良いかと思います。
ぜひ参考にしてくださいね。

監修美容師木村 賢司
表参道にてヘアケア美容師として活動する傍ら、登録者1万人超のYouTubeチャンネル"美容師きむさんの教えてヘアケア"を運営。初心者に合わせた商品解説で評判のスペシャリスト。