野々口 祐子さんって、こんな人!
SYAN 代表 野々口 祐子(ののぐち ゆうこ)
大阪府出身、ルトーア東亜美容専門学校卒。 2006-07年に渡米後都内2店舗のディレクターを経て、SYANを立ち上げる。 現在サロンワークとともに、雑誌・ブランドカタログ・ブライダルのヘアメイク、セミナー講師としても活動中。
女性の気分に合わせてデザインする
ここ最近は、Instagramの投稿からみるとヘアカラーの反応がいいです。
お客さまの気分にあわせてカラーを提案しているので、ヒアリングを大事にしているんですよ。お客さまから「何色でもいいです」と言われても、私が勝手にカラーを選ぶことはしません。
最近買ったコスメを聞いてみることもあるし、ストレートに今の気分を聞いてみることもあります。そうやって話をしていく中からインスピレーションが湧いてくるので、それをカラーに落とし込んでいくんです。
やっぱり誰でもそのときそのときで気分が違うもの。ちょっとモードな気分なときもあれば、女性っぽく攻めたいとき、とにかくテンションを上げたいときなんかもあるから、必ずそのときの気分をつかむようにしています。もちろん、女性の気分に合わせるのは、カラーだけの話ではありません。
ただし、どんなヘアデザインやカラーも「似合わせ」や「抜け感」を根底に残しながら、お客さまのトータルバランスを見てスタイルを提案しています。
女性の視点でディテールに遊びを入れる
私のお客さまは、前髪カットだけを希望される方が多いんですよ。そのときの気分に合わせてがっつりいくこともありますし、微調整するときもありますが、前髪が決まらないと、メイクが決まらないし、テンションも上がらないこともあるから、やっぱり前髪は命ですよね。
男性の美容師さんはわりと全体を俯瞰してバランスのよいヘアデザインをしていくことが多いと思います。でも、私はディテールにこだわっているし、かっこいい女性もそういうところを期待して私のもとにきてくださっているのかなと。
顔まわりをどこまで切り込むか、それとも残すのか、ミリ単位でこだわってつくり込んでいます。そして、どこかしらに抜け感と、遊び心を入れています。これを読んでくださった方が、SYANにお越しくださることがあれば、ぜひ、そのあたりを期待してほしいです!
【垢抜けワイドバング】
最近、ワイドバングが人気ですが、似合わせと抜け感を入れるのがSYAN流です。
同じように見えるワイドバングでも似合う長さや、個性の出し方を変えれば、垢抜け具合が異なります。
【ピンク&くすみブルー】
Instagramでリアクションが良かったカラー2パターンをご紹介します。
ピンクのヘアはお顔が写っていないですが、反応がよかったです。彩度が高いピンクヘアですが、根元が暗めのトーンなので顔馴染みが良くなるんですよ。
もう一つのくすみブルーも人気でした。どちらの色も個性的だからやりすぎると似合わなくなってしまうんですよね。しっかりと似合う色をつくるために、お客さまに合わせてカラー剤を調合しています。彩度をあえて少し下げることで、お客さまにフィットさせているんですよ。
【ウルフレイヤー&パーマ】
ここ最近、パーマの人気が上がってきました。
このスタイルでは、ウルフレイヤーに少し強めなパーマで、ボリュームはあるけれど、重すぎないバランスに仕上げています。
カットラインを考慮しつつ、どこにどんなニュアンスのウェーブをつくるかがイメージできないとできないスタイルです。
今回のスタイリング剤はオイルのみ。パーマがうまく巻ければ、オイルを揉み込むだけでも重すぎず軽すぎずのいい具合に仕上がります。おしゃれなパーマにチャレンジしたい人にぜひ!
-以上、野々口さん提案するヘアスタイルはいかがでしたでしょうか。 時代の半歩先ゆくおしゃれ感を出したい方は野々口さんに相談してみてください!