人気サロンの“らしさ”を紐解く! ポジティブな空気感でお客さまをハッピーに! 愛されサロンJoia【前編】

センス溢れる技術力はもちろんのこと「一緒にいると元気になる!」とポジティブなお人柄にもファンが多い美容師のTAKEKIさんとネイリストのOtsuguさん。そんなお二人が2023年10月にオリジナルブランド『Joia』を立ち上げました。

オープニングパーティーには、ご家族や友人、お客さまなど多くの方が参列してお祝いした模様! 今回は、ハッピーな気持ちに包まれる愛されサロンJoiaにフォーカス! インタビューは前後編の2本立てです。前編では、Joiaのコンセプトやサロンの魅力を掘り下げました!

SPECIAL CONTENTS

2023.12.14

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目 次

Joiaメンバープロフィール紹介

TAKEKI (写真:左)

早稲田美容専門学校時代からクリエティブ活動を展開。新卒でフリーランスの道を選びJe suis heureuseに加入。口コミと自己集客だけで、デビュー月に月間366万円の売上を達成する。2021年に店舗統括とメンバーマネージメントの経験を経て、2023年10月に独立。Joiaのオーナーとしてサロンワークのみならず、セミナーや撮影、クリエイティブワークなどその活躍は多岐にわたる。

Otsugu (写真:右)

神奈川県出身。小学生のころからネイルに興味を持っていた生粋のネイリスト。「ゆびさきにアクセサリーを」をコンセプトに顧客のオーダーに応えつつも、必ず唯一無二のOtsugu印を刻み込む。かわいいらしい見た目と持ち前のポジティブマインドで、お客さまからも絶大な支持を受ける人気ネイリスト。2023年10月に美容師TAKEKIとJoiaをオープン。

誰もが個性や魅力の原石を持っている! 唯一無二の輝きに導きたい。

編集部:Joiaさんに足を運んだ瞬間、優しい笑顔で迎えていただき、ほっこりした気持ちで取材をスタートしています。

Otsugu:そう言っていただき、嬉しいです! 私たちは*お客さまに元気を与えたり、居心地のいい空間作りをとっても大切**にしています。

編集部:サロンの名前「Joia(ジョア)」もお二人の元気なお人柄や、ポップな空間にとってもマッチしてますね。

TAKEKI:ありがとうございます。Joiaはポルトガル語で、『宝石』という意味があります。私たちはどんな人にも必ず、個性や素敵なところがあると思っていて、その人だけがある魅力の原石を輝かせるお手伝いができたら…という気持ちを込ています。

Otsugu:もう一つは、"Joy" “Aria"を掛け合わせた造語でもあるんです。"Joy"は喜びや幸福といった楽しくて弾んで喜んでいるような意味があり、"Aria"は、美しさや響きなど感情の豊かさ、またそれぞれのハーモニーが重なるような言葉なので、私たちが目指している空気感にピッタリだと思っています。

候補の中から何ヶ月も悩んだのですが、最終的にはJoiaという言葉の響きがポジティブでサロンの印象に一番マッチしていたので決めました。

オープニングパーティーのフライヤー用でロゴを制作しましたが、実はまだ正式なロゴは決めてないんです。

TAKEKI:僕たちはそのときの気分を大切にしたいんですよね。楽しいことやテンションは変化するので「今はこんな感じかな」って共有した感性でロゴを作るのも楽しそうだなっと。

一年前から月に一回、二人でレストランを開催してるのですが、そのデザインも毎月Otsuguが描き下ろしてます。そんなふうにロゴもワクワクしながら作っていけたらいいですね。

編集部:周りも「次はどんなデザインかな」と楽しみが増えますね! そもそも、お二人がサロンを出したきっかけは、何だったんですか?

Otsugu:今年に入ってから、この先の方向性を悩んでいたんですよね。Joiaの前は大好きな姉と働いていて、とっても充実していて幸せな日々。楽しい毎日だったからこそ、私は何について悩んでいるのかを一人では見つけられず、TAKEKIに相談していました。

TAKEKIがいろんな質問をしてくれるたびに頭の整理ができ、わたしは性格的に1から創り出したい性分で、一度自分で全部やってみたいんだ! ってことに気がついたんです。

TAKEKI:「何をすると楽しい?」「心地よく感じるときは?」「やってみたいことは?」など、いろんな角度からヒアリングしました。そこでOtsuguが導いた答えが「自分で頑張ってみたい」だったんです。

Otsugu:半年ほどかけてTAKEKIと話せば話すほど、自分はこう考えてたんだとハッとしました。言語化するのが苦手だったので、引き出してくれたTAKEKIには本当に感謝です。

編集部:悩んでいるときにヒアリングしてくださるTAKEKIさんの人柄にグッときます。

TAKEKI:僕も新卒で入った前サロンの師匠や先輩たちに手厚く面倒を見ていただいて、自分のやりたいことや信念が明確になりました。お客さんや周りの人も素敵な人ばかりで、周囲の人たちからも寄り添い方やマネージメントを学ばせてもらいましたね。それを僕も循環させている感じです。

ちなみに僕とOtsuguは1年前くらいに付き合い始めたんですが、そのときに漠然といつか一緒にやるかも…っという予感はありました。ただOtsuguの気持ちも大切にしたかったので、まずは彼女の気持ちを整理することを最優先に考えた結果、二人のやりたいことや価値観がマッチしたので、独立する流れになりました。

ポップでセンス溢れる内観と、元気で温もりを感じるコミュニティー空間を目指した。

編集部:エントランスのメッセージにすごくジーンと温かいものを感じました。

Otsugu:ありがとうございます。実はエントランスのモチーフは私たち2人で作りました! 鏡を貼りながら最後の一枚になったとき、メッセージを入れたい!ってなって。

Otsugu:DIYはやりたかったことの一つです。自分たちで手を加えることで愛着も湧くし、あったかい空間を目指したかったので。この棚もペンキでグリーンに塗って、お気に入りです。

TAKEKI:そのときの気分でやりたいことや雰囲気を変えたいので、どんなイメージでも対応できるように、ベースはホワイト・グレー・ブラックを基調として、シンプルに仕上げています。

Otsugu:間取りや配置も、ほぼ自分たちで決めました。

TAKEKI:経営的に予算のアッパーを決めていたので、デザイン力のある内装屋さんだと予算を越えてしまうなど、自分たちのこだわりに対応していただける業者さんを見つけるのには少し苦戦しました。

Otsugu:最終的に、私たちの希望を快く取り入れてくださる内装屋さんに出会えて! こういうのどうですかって提案すると「グットアイデアですねー!」と、ひたすら3Dパーツを作ってくれました。私たちのこだわりや想いに親身になっていただき、感謝です。

編集部:建物や周辺エリアも落ち着いていて、素敵な場所ですね!

TAKEKI :今いるお客さまを大切にできるアットホームな空間を理想としていたので、そのサイズ感の物件を探していました。ここの物件に出会うまで、3〜4ヶ月はかかりましたね。Otsuguは、ちょっと気を感じやすいので、そこも考慮しました。

Otsugu:気が溜まってる感じなどに、ちょっと敏感で…。ここは新築だし気がフラットで、エリアの空気感も抜群です! 実際にJoiaに来たお客さまも「この周辺は落ち着いてて、素敵なお店が並んでていいねー」と言っていただきますね。

TAKEKI :外苑前から10分ほど歩いたJoiaの周辺は、人通りが激しいわけではないんですが、近所の方やそのお店を愛して通ってくださるコミュニティーで成り立ってるエリアなんです。気持ちのいい店主が営むパン屋さんがあったり、センスあるファッション系のお店や昔ながらのトンカツ屋さんなど、手に職を持った人たちが多くて、僕たちの理想にぴったりでした。

ハッピーな空気感を生み出す天才! みんなを幸せにする二人の方法とは?

編集部:お二人のお客さまは、どんな方がいらっしゃいますか?

Otsugu:ジャンル問わずいろんな方が来てくれますね! 美容師さん、アパレル系、会社員の人など幅広いです。というのも、私はデザインのテイストを決めていないんですよ。インスタではポップでデザイン性のあるものを多く投稿していますが、ワンカラーやグラデーションの人もいます。年齢層は、10〜30代でインスタを見て通ってくださってる顧客さまがメインです。

TAKEKI:僕のお客さまは10代後半〜40代を中心に、9割は顧客さまです。友人や家族、その恋人など、僕にとってほんとうの友だちのような人たちばかり。大切な方を紹介してくださることが多く、それは僕が理想としていた美容師像です。

あとは、18歳から2年間ヘアメイクをしていたので、歌手やモデル、アーティスト系の方も多いですね。美容師になるタイミングでみんながSNSなどで宣伝してくれて輪が広がりました。

オーダーはさまざまで、お客さまに合わせたスタイルを心がけています。そのときの心境や人生のライフセージなどを踏まえた上で、提案してますね。

編集部:お二人でデザインや接客のトーンなど合わせていることはありますか?

Otsugu:ビジュアルやデザインはお互いお客さまに合わせて変えていますが、接客では「ハッピーな空気感」をお互い大事にしてますね。

編集部:お二人のようなハッピーな空気感ってどうしたら生み出せるんですか?

TAKEKI:感謝を忘れないこと、そしてお客さまのことを好きになることです。本当に好きな人ばっかりに囲まれていて、僕たちもハッピーな毎日です!

Otsugu:「あのお客さま、めっちゃ素敵な人だよね。幸せになってほしいね!」など、四六時中お客さまの話をしてます(笑)。あとは、もともと私たちは何に対しても喜びを感じる幸せ体質で、ハッピーマインドで接客しています。

TAKEKI:今日もたまたま晴れてて、布団から出て息を吸って「フォー!」と二人で叫んで、体を温めてテンション高く起きました。そんな二人が集まってるので、分け与えられるエネルギーが有り余ってます!

編集部:私たちも、すっかりポジティブでハッピーな気分になっています。お二人は今後、力を入れていきたいことはありますか?

Otsugu:今、インスタのリールを毎日投稿しているんですが、これからも頑張っていきたいですね。ストーリーは得意なんですが、投稿に苦手意識があったんです。でも前のサロンを辞めて自分のインスタを振り返ったとき、お客さまとの思い出が全然載っていないことに気がつきました。たくさんの人たちと出会って、いっぱい作品を作ったのに残っていないことに少し悲しい気持ちになって…。一人ひとりに合わせてオーダーメイドでデザインをしている気持ちが強いので、ちゃんと作品として残していきたいですね。

TAKEKI :いま自分たちに必要なのは、オンラインの影響力。技術もデザイン力もあって、可愛くてハッピーなOtsuguのことを、もっと多くの人に知ってほしいですね。

僕たちは美容室をオープンして自己実現ができ、最強に満たされています。顧客さまがいて、その人の人生に寄り添えて、幸せな毎日です。

経営に関してもこれ以上を求めていません。売り上げを求めると、本質的なものに時間を割けなくなってくるので、バランスを崩したくないですね。

ただ、まだまだやりたいことはあるし、これからさらにコミュニティーの人たちと一緒に成長し貢献していきたいたいので、いろんなパワーが必要だなと考えていて、その一つがオンラインによる影響力だと考えています。

今回のようにメディア出演もそうですし、SNSなどオンラインというパイプを強化することで認知してもらい、より周りの人をハッピーできるよう貢献していきたいですね。

次回へ続く

PROFILE
プロフィール
TAKEKI
Joia オーナー

TAKEKI

早稲田美容専門学校時代からクリエティブ活動を展開。新卒でフリーランスの道を選びJe suis heureuseに加入。口コミと自己集客だけで、デビュー月に月間366万円の売上を達成する。2021年に店舗統括とメンバーマネージメントの経験を経て、2023年9月に独立。Joiaのオーナーとしてサロンワークのみならず、セミナーや撮影、クリエイティブワークなどその活躍は多岐にわたる。

PROFILE
プロフィール
Otsugu
Joia

Otsugu

神奈川県出身。小学生のころからネイルに興味を持っていた生粋のネイリスト。「ゆびさきにアクセサリーを」をコンセプトに顧客のオーダーに応えつつも、必ず唯一無二のOtsugu印を刻み込む。かわいいらしい見た目と持ち前のポジティブマインドで、お客さまからも絶大な支持を受ける人気ネイリスト。2023年10月に美容師TAKEKIとJoiaをオープン。

EDIT
編集
桑名 真理子

Director桑名 真理子(くわな まりこ)

メイク技術者の目線を武器に、美容WEBマガジンの創刊、12年間で延べ1000件を担当。人の魅力にフォーカスする企画が得意。美容ライフが豊かになる、ワクワクする景色をつくります。

トカジ ショウタ

Photographerトカジ ショウタ

人気美容師として活動する一方で、写真&映像クリエイターとして活躍中。サロンのIV/CM/コーポレートビデオ、芸能事務所のMVなども手掛け、業界から注目される。