髪質改善、クリエイティブ、トレンドヘア。各ジャンルに特化したスペシャリスト集団『hao』の魅力に迫る!『next door』10 hao

美容師として独立し、新しい扉を開いたオーナーに取材する『next door』は、bangs編集部が注目する美容師が立ち上げた「新星ヘアサロン」の魅力に迫る企画です。

第10回は、2024年4月にオープンしたhaoが登場! 髪質改善のスペシャリストであるKENGOさん、幅広い技術とセンスを武器にヘアメイクとしても活躍する西山頌太さん、韓国レイヤースタイルでSNSでも大人気の山田友紀さんの3名がタッグを組んだhaoは、今注目のサロンです。

そんな3人になぜお店を開く道を選んだのか、サロンづくりのこだわりや技術・接客への想いをたっぷりお伺いしました!

SPECIAL CONTENTS

2024.09.11

INDEX
目 次

haoインタビュー、メンバー紹介!

hao 代表

KENGO

岩手県出身。国際文化理容美容専門学校国分寺校卒業。都内2店舗を経て、2024年4月に独立し『hao』の代表へ。2018年にスタイリストデビュー後、1年で月間売上560万円を達成。またトリートメント『サイエンスアクア』を活用した髪質改善のスペシャリスト。その技術力で国内外のセミナー講師としても活躍中。

hao 代表

西山 頌太 (にしやま しょうた)

群馬県出身。日本美容専門学校卒業後、都内有名店に入社。卓越したセンスやデザイン提案、コミュニケーション能力でお客さまからの支持を集め一躍人気スタイリストへ。その技術力でサロンワークのみならず広告やアパレルなどの撮影ヘアメイクとしても活躍。2024年4月に独立し『hao』をオープン。

hao 代表

山田 友紀 (やまだ ゆうき)

日本美容専門学校卒業。都内有名店で下積みを経験後、フリーランス美容師として活動。トレンドをおさえた旬のヘアデザインを得意とし、韓国ヘアのレイヤースタイルは特に定評があり、SNSのフォロワーもサロン随一を誇る。2024年4月に独立し『hao』をオープン。

このメンバーだから未来が描けた。創業代表3人の確固たる絆

ー 代表のお三方は、どんなきっかけで知り合ったんですか?

Kengo :西山とはアシスタント時代からの付き合いです。共通の友人を通して知り合ったんですよ。そこから同世代で気の合う美容師仲間で飲みにいくようになって、かれこれ10年ほどの仲です。

西山:Kengoと仕事の話をしてるとビジョンの方向性が似ていて気持ちが昂る感覚があったんです。二人で一緒にやったらおもしろいそうだなと考えてました。

Kengo :僕はもともと独立願望はなくて、もしお店を出すとしても誰かと組むイメージは持てなかったんです。ただ、話していくうちに西山とだったらやりたいな、と。唯一そう思えた人なんですよ。具体的に独立を視野に入れはじめたころに、ちょうど山田と出会いまして。

山田:3年前くらいですかね。飲みの席であってからしばらく交流が続いて、1年半前に二人が独立する話を聞いて。二人が出すお店に可能性や魅力を感じて、僕から「一緒にやりたいです」と立候補しました。

ー どんなところに可能性を感じたんですか?

山田:そのころフリーランスで美容師を3年ほどしていて、ある程度目標を叶えていた時期。だからこそ、この先何をすればいいのか悩んでいたんです。置かれている環境や将来のことを考えると、このままじゃよくないなと思っていて。

Kengoや西山は一つ年上の先輩なのですが、同世代の二人の活躍を目の当たりにしてもっと自分もやりたい!と思い、「一緒に働かせてください」と直談判しました。

山田:すると「プレイヤーと代表、どっちがいい?」と選択肢を出されて。プレイヤーのままでは現状維持、やるからには上に行こうと代表としてジョインしました。

Kengo:仲が良いからわかるんですが山田の性格的にプレイヤーで入っても、いずれは独立しそうだなって。だったら最初から一緒にやっていけたらいいなと、あえて代表のポストを選べるように質問しました。創業代表として3人でスタートすることに意味があるなと。

西山:2名の共同代表で経営しているサロンは増えてきましたが、3名はあまり見受けないので新しい風を吹かせるいい挑戦だなと感じました。3本柱なら、いろんな方向へ事業を展開できますし。

ー 独立が具体的になってきたのは、いつごろ?

Kengo :30歳になるまでにはやりたいと考えていましたね。美容師10年目となる節目の年に、お店を出そうと動き出しました。それがちょうど今年。概ね計画通りに出店できました。

ー 渋谷エリアにした理由は?

西山:独立前は原宿・表参道をベースにやってたので、最初はその周辺の物件を探していたんです。けどお客さまはエリアではなく人についてくるだろうし、このメンバーだったら一駅くらい変わってもついてきてくれるだろうと思って、渋谷エリアも候補に入れました。

山田:実際お客さまにもアンケートをとってみたら「アクセスがいいからありがたいです」と賛成票がけっこう集まったんです。

Kengo :それに渋谷は100年に一度の大規模再開発をしていて、駅のパワーが溢れている上り調子の街。サロンの周辺も商業ビルがオープンするなど、勢いが止まりません。結果的にこのエリアで出店してよかったなと思います。

ー 物件や内装はどのようにして決めましたか?

西山:今のサロンは事前に目を通した資料よりも、遥かに現場に来たときの空間の広さや印象が良かったのが決め手です。コンクリート打ちっぱなしの無骨な印象の居抜き物件だったので、そこに柔らかさや和っぽさを取り入れました。

Kengo:全体的にはモダンな印象にして、枯れ盆栽をアクセントとして置いています。元々好きだったのもあるんですが、最近は感度の高いアパレルやBARも盆栽を取り入れているんですよ。

個性溢れるスペシャリストが在籍。時代を牽引するトップサロンへ

ー サロン名の“hao”にはどんな想いが込められてますか?

Kengo:覚えやすさやロゴのデザイン性、響きがいい言葉を探していたときに閃きました。haoは『好き』という意味。スタッフそれぞれが好きを追求していけたらいいなと思ってつけました。

山田:また覇王という意味もあって、時代の覇権を取れるような会社に成長したいという願いもこめています。

西山:これまでも時代を牽引してきた会社がありますが、僕たちも時代を創る企業としてラインナップしたい。美容業界だけでなく、一般の方にもアプローチして業界内外から認知される動きをしていきたいです。

ー 代表同士で役割などは分けていますか?

Kengo :会社としての方向性や経営の大筋は僕が立案して、それをまとめて実際に計画や数字管理、現場の統率や進行をリードするのは西山です。山田は、圧倒的なフォロワー数でお客さまからの支持が厚いので、トレンドをキャッチアップした上でデザインや表現する方法をスタッフへ落とし込んでもらっています。

ー haoならではの魅力は?

山田:各ジャンルに特化したスタッフが在籍していることですね。雰囲気やビジュアル、会話力、どれをとっても個性のあるキャラクターばかりで時代を創るポテンシャルに溢れたメンバーです。

西山:全員が考えて動けるタイプなので、各々がスペシャリストで活躍しているし、後輩たちもお店の看板としてやっていく予感しかありません。メンバーに恵まれていることは、箱としてはかなり強いですし、爆発力があります。みんなで共存して、相乗効果で上がっていけたらいいですね。

Kengo :西山はサロンワークとは別にヘアメイクの仕事にも力を入れています。外部でもアーティスティックなジャンルで活動していることが、サロンのブランドを高めてくれるし説得力を持たせてくれる、頼もしい存在です。

山田は、トレンドの嗅覚が鋭くヘアスタイルのヒットメーカーですから、これからよりSNSやWEB検索で上位に上がってくるカリスマとして注目を浴びる予感がしています。

僕はこれまで取材などメディアに出演させていただいて、その影響を実感していますので、広告塔としてさらにメディア展開していこうと企んでいます。影響力をつけて会社を大きくしていけたらいいですね。

それぞれ能力が異なるスペシャリスト集団、haoの今後に迫る!

ー お客さまはどういった方がいらっしゃいますか?

Kengo:僕はおおよそ7年前から髪質改善に特化していて、その技術に掛け合わせてワンポイント加えた似合わせヘアを得意としています。年齢層は20代から30代前半を中心に、幅広い層の方がいらっしゃいますね。中学生もくるし、お客さまの親御さんを紹介してくださることも。お客さまの中にはYouTuberやアーティストの方など、表舞台で活躍されている方も多くいらっしゃいます。

山田:僕は20代半ばから40代を中心に、トレンドに敏感で美容を追求されている感度の高い方が多いです。haoは、サロンでデザインを統一していくというよりはそれぞれの個性や得意を活かしていく方針。僕は流行をキャッチして、より磨いたスタイルを提供していきたいですね。特に韓国レイヤースタイルと透明感カラーを得意としていてお客さまからも反響をいただいています。

西山:僕のお客さまは共にライフステージを歩んでいる20代から30代前半の同世代の方が多いです。メンズもレディースもやりますし、ジャンル問わずその人の魅力を最大限引き出す施術をしています。特に前髪や顔まわりにはこだわってますね。おそらく僕のお客さまは会話を楽しみに来てくださる方が多いので、ラフなコミュニケーションでリラックスして過ごしてもらえるように意識しています。

ー お三方それぞれ人気スタイリストとして活躍中ですが、お互いのどういった点をリスペクトされていますか?

西山:二人ともに共通してるのは『野心的』なところですね。僕自身はすごいこだわりがあるというよりも、野心的な人たちの隣で賛同してやっていくのが好きなタイプ。二人は0から1を生み出すのに長けていて、僕は1から100にするのが得意。僕にはないエンジンを持ってるし、逆に二人にないものを僕が持っているのでいいバランスで共に歩んでいくことができています。仕事は人生の大半を占めるものですから、ワクワクできる人とやることができて最高です。

山田:西山は、現場を統率する力に長けています。前職でも何十人も束ねてマネージメントをやってきた人ですし、逆に僕はフリーランスだったので教育をした経験がありません。人望の厚さやリーダーシップ力に尊敬していますね。Kengoは、人を惹きつけるオーラやインパクトがすごい! ファッションセンスや存在感は圧倒的だし、いるだけで周りに影響力を与える人ですね。近くにいて学びが深いです。

Kengo :二人とも良くいってくれていますが、僕はわがままで頑固なところもあるので、そんな僕を受け入れてくれるメンバーに感謝しています。

西山は、僕がやりたいことを「おもろいじゃん」といつも共感してくれます。賛同してすぐに動いてくれるのは本当に心強いです。自分とは違う能力が備わっている人じゃないと、僕の性格的に一緒にやるのは無理かなと思っていたんですが、唯一やりたいと思ったのは西山。そこに山田が入ってくれて最強のトライアングルでサロン作りができています。

Kengo :山田はカリスマ性がありながら、いい意味で型破りなキャリアを積んできました。アシスタントを1年半ほどした後フリーランスでデビューしていて、ひたすら自分で技術を磨いてきた人。興味のあることに対しての追求心や集中力がものすごいんですよ。疑問があったら、直球ですぐに聞いてきます。10年も美容師をしていると余計なプライドが出て聞けなくなってくるんですよね。そこを素直に聞ける探究心が、彼をより輝かせているんだろうなと。

ー 3人でいることでお互いの良さが引き出されてバランスがいいんでしょうね。これからhaoで力を入れたいことは?

西山:現在、2名のスタイリストと1名のアシスタントが在籍しているので、まずは教育に力を入れていきたいですね。同時に店舗展開も視野に入れているのでリクルートも強化していく予定です。

Kengo:僕たちは、さまざまな美容サービスが受けられるトータルビューティのビルを建てることを目標としています。その実現に向けて、今はいろんな人脈をかき集めていますね。大きな目標ではありますが可能性の溢れたスタッフと共に、スピード感を持って前進していきます。

PROFILE
プロフィール
KENGO
hao. 代表

KENGO

岩手県出身。国際文化理容美容専門学校国分寺校卒業。都内2店舗を経て、2024年4月に独立し『hao』の代表へ。2018年にスタイリストデビュー後、1年で月間売上560万円を達成。またトリートメント『サイエンスアクア』を活用した髪質改善のスペシャリスト。その技術力で国内外のセミナー講師としても活躍中。

PROFILE
プロフィール
西山 頌太
hao. 代表

西山 頌太(にしやま しょうた)

群馬県出身。日本美容専門学校卒業後、都内有名店に入社。卓越したセンスやデザイン提案、コミュニケーション能力でお客さまからの支持を集め一躍人気スタイリストへ。その技術力でサロンワークのみならず広告やアパレルなどの撮影ヘアメイクとしても活躍。2024年4月に独立し『hao』をオープン。

PROFILE
プロフィール
山田 友紀
hao. 代表

山田 友紀(やまだ ゆうき)

日本美容専門学校卒業。都内有名店で下積みを経験後、フリーランス美容師として活動。トレンドをおさえた旬のヘアデザインを得意とし、韓国ヘアのレイヤースタイルは特に定評があり、SNSのフォロワーもサロン随一を誇る。2024年4月に独立し『hao』をオープン。

EDIT
編集
桑名 真理子

Director桑名 真理子(くわな まりこ)

メイク技術者の目線を武器に、美容WEBマガジンの創刊、12年間で延べ1000件を担当。人の魅力にフォーカスする企画が得意。美容ライフが豊かになる、ワクワクする景色をつくります。

菊池 麻美

Photographer菊池 麻美(きくち あさみ)

多摩美術大学グラフィックデザイン科卒、2003年・2004年 CANON写真新世紀佳作。レゲエと海外旅行をこよなく愛するフリーランスフォトグラファー・シネマトグラファー。