ハイライト×レイヤーカットの匠が繰り出す「マッキーハイライト」で、この夏も気分上々!
一年で最も開放的な季節、夏。ヘアスタイルも一新し、気分をアゲていきませんか。というわけで、夏に映えるヘアスタイルを用意しました。美容師からも一目置かれているハイライトカラーの匠、マッキーさんがこの夏におすすめするヘアデザインを4パターンご紹介。あなたの好みのヘアスタイルを探してみてください。まずは、マッキーさんのサクセスストーリーからどうぞ。
SPECIAL CONTENTS
2022.05.02
マッキーさんってこんな人!
SIGN 大牧弘昌(おおまき ひろまさ)
大阪府出身。梅田や心斎橋を中心するエリアで有名サロンや業務委託サロンで経験を積み、ダブルカラーとハイライトカラーで注目されるスタイリストに。さらなる高みを目指して上京し、現在は表参道にある「SIGN」にて勤務。ハイライトカラーの定評が高く、SNSや技術セミナー、オンラインサロンでの情報発信を精力的に行う。
借金苦からの復帰…ハイライトの匠になるまでの紆余曲折
美容専門学校を卒業してから7社のサロンを渡り歩いてきました。最初に務めたサロンでは、4年目になってもスタイリストになれず…。彼女の前でカッコつけるためにデート代を借金で埋め合わせたりしていました。
もちろん、美容にも全力で誰よりも遅くまで残って練習していたと思います。ただ、今振り返ると練習の質が高くなかったし、見ている世界も狭かったです。違う世界を見たくなって務めていたサロンをやめました。
それから、派遣美容師をしたり業務委託で働いたりしながら、経験を積んでいきました。お客さまの髪を切るようになったのはいいものの、技術が追いつかずにクレームをいただいたことも。
それでもやる気だけは負けなかったので、親切に指導してくれる恩人も現れました。たくさん働いて稼げるようになり、借金も返すことができましたが、さらに上を目指したいと思い、またいくつかのサロンを渡り歩きました。
「なんとかして自分の価値を高めたい」と考えて試行錯誤し、ダブルカラーで一気に売上倍増。しかしながらリピートにはつながりませんでした。なぜなら、カラーの配合と施術の手順を間違えなければ、誰でも再現できるものだったからです。それから、自分にしかできないウリをつくろうと決意。そうしてハイライトにたどり着きました。
10年間の集大成「マッキーハイライト」に絶対の自信
ハイライトカラーは、毛束の細さやハイライトを入れる位置によって印象が変わります。デザインの要素が強く、美容師の技術の差が現れやすい技術です。あるとき、僕がつくったハイライトがInstagramでバズって新規のお客さまが増えました。
東京で活躍している美容師さんからも「東京に来てください。待ってます!」と射倖心を煽られて、「どうしたら東京で活躍して有名になれるかな?」と考えるように。そして、本当に東京で働くことになったのです。
東京に来てからもいくつかのサロンを経験しましたが、今SIGNに所属しているのは、ダントツでモチベーションが高いサロンだからです。ちょっと失礼な言い方になるかもしれないけど、実はこれまで自分よりもモチベーションが高い人と出会うことがあんまりなかったんですよ。SIGNの代表の泉さんから刺激をもらい、得意のハイライトに磨きをかけました。
僕が心がけているのは、見た瞬間にキレイと感じてもらえるハイライトです。髪のツヤとムラのないカラーを見てもらうために、Instagramの写真を撮影するときは、あえてお客さまにお願いして手で髪を上げてもらっています。
また、ベースのレイヤーカットもカラーが際立つように計算して切っています。どれだけダメージある人でもツヤツヤに見せるし、スジ感が出ているように見せるのがこだわりです。「マッキーハイライト」という名前をつけているのも、それだけの自信があるからなんですよ。
二段構えでオシャレヘアーを楽しむ「バレイヤージュハイライト」
ここからは、夏に向けて気分をアゲいただくためのヘアを紹介します!まず、最近の「バレイヤージュハイライト」から。文字通り、バレイヤージュの履歴のある髪に、ハイライトを入れたスタイルです。バレイヤージュだけでも明るい髪色のスジ感はでるのですが、その場合は少し細めになります。
もうちょっと明るく、メリハリを出したいというときに、バランスよくハイライトを入れて馴染ませるといい感じに。髪のダメージをできるだけ抑えながら、バレイヤージュとハイライトの両方を楽しめるので変化を楽しみ方はぜひ。お客さまからもこの写真でオーダーをいただくことが多いんですよ。
ミランダ・カーにインスパイアされた「ミランダライツ」
女優のミランダ・カーさんのヘアのようなコントラストがついているミランダライツヘアです。日本人の髪質を考慮して、似合いやすいようにデザインしています。ベースの髪がやや明るめなんですけれど、ハイライトでスジ感を出してメリハリをつけていくスタイルです。
都会の洗練された雰囲気もあり、海が似合う雰囲気もあり、いろんなファッションとの相性も良いと思います。夏に映えるヘアにトライしませんか?
ハイライトに動きをプラス!風になびく「大人レイヤーハイライト」
ハイライトカラーそのものが動きの出るデザインではあるんですが、より動きを出すためのレイヤーカットを施したのがこの「大人レイヤーハイライト」です。20代からママさん世代まで誰でも似合うヘアですが、スタイリングが簡単なので朝忙しい女性に特におすすめ。
写真のモデルさんのような夏っぽいサーフ系ファッションにマッチするし、韓国風のファッションにも合います。幅広い年齢層、幅広いファッションと相性のいいヘアなので、気になる人はぜひ相談してください!
中国発のワンホンヘアにインスパイア「くびれ巻きハイライト」
くびれ巻きとハイライトをミックスしたスタイルです。やっぱり時代にあったものを提案していきたいと思っているので、韓国風や中国風のトレンドも反映させていきたいと思っています。韓国風が流行り、中国のインフルエンサー「ワンホン」のヘアも流行り、いよいよアジアの美が再評価されてきた感じがします。
ファッションのトレンドにあうヘアをつくりたいと思っているので、時間をつくって女性向けのファッションブランドを取り扱うショップに行き、店員さんに「今どんなファッションが流行っていますか」と聞いてリサーチしています。僕は独りよがりのヘアデザインをしたくないし、時流に乗ったカラーをお客さまに提案したいからです。
そうするとやはり韓国系のファッションが人気ですし、店員さんに「お客さまはどんな髪型をしていますか?」と尋ねると「くびれ巻き」と言います。だから、「くびれ巻き」はハズすことはできないなと。人と違うくびれ巻きをしたい方にぜひ!
マッキーさんが考える「上質なハイライト」とは?
僕が毎回目指しているのは、お客さまがお家に帰って家族に褒められたり、仕事仲間や友達から「その髪は、どこでやったの?」と尋ねられるような仕上がりにすることです。多くのお客さまが、わざわざ表参道までやってきて、僕に依頼をしてくださり、安くはない料金をお支払いいただいているわけだから、120%の満足でお返ししたいと思っています。
髪のダメージを抑えながら、自分にしかできないデザインを提供し、しかもお客さまに長く楽しんでいただく。美容師になって10年以上、いくつものサロンで学んだ技術を、お客さまのキレイのために、還元することをお約束します!
大牧 弘昌おおまき ひろまさ
大阪府出身。梅田や心斎橋を中心するエリアで有名サロンや業務委託サロンで経験を積み、ダブルカラーとハイライトカラーで注目されるスタイリストに。さらなる高みを目指して上京し、現在は表参道にある『SIGN』にて勤務。ハイライトカラーの定評が高く、SNSや技術セミナー、オンラインサロンでの情報発信を精力的に行う。
Director桑名 真理子(くわな まりこ)
メイク技術者の目線を武器に、美容WEBマガジンの創刊、12年間で延べ1000件を担当。人の魅力にフォーカスする企画が得意。美容ライフが豊かになる、ワクワクする景色をつくります。
Writer外山 武史(とやま たけし)
SUKETTO LLC代表。インタビューをした美容師さんの人数は延べ1000人以上。いつも美容師さんの味方でありたいと願うライターです!
Photographer菊池 麻美(きくち あさみ)
多摩美術大学グラフィックデザイン科卒、2003年・2004年 CANON写真新世紀佳作。レゲエと海外旅行をこよなく愛するフリーランスフォトグラファー・シネマトグラファー。