春から大学へ…高校生のラストカット! 洗練されたミディアムスタイルで、等身大の大人っぽいわたしに!なりたい自分への第一歩【Second face 03 セカンドフェイス】-COA 細田 真吾さん-
女性はいくつになっても美しくありたいと思うものです。けれど、ヘアやメイクをがんばってみても、「自分でできることの限界」を感じたことがある人もいるのではないでしょうか。
普段の生活やSNSで他人と比較したり、年齢や体型、骨格などを理由にしたりして、「なりたい自分」を諦めてしまうことも…。でも、私たちは、「全ての女性は生まれながらにして美しい」と信じています。「なりたい自分」を叶えながら、その人ならではの「輝き」をプロが導き出す。それが「Second face」です。
今回のモデルは、山内マコさん。春から大学生として新生活がスタートしました。高校1年生からヘアを担当しているCOAのプロデューサー/細田真吾さんが、マコさんの「なりたい自分像」を叶えます!
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SPECIAL CONTENTS
2022.06.29
今回ご協力いただいたのはこのお二人!
【ヘアメイク】
COA/細田 真吾(ほそだ しんご)さん
埼玉県出身。資生堂美容技術専門学校卒業。新卒で某有名店に入社後、クリエーションチームのリードデザイナーとして業界紙・ファッション誌の撮影なども担当。2021年10月、COAに就任。骨格、髪質に対しての似合わせはもちろんのこと、ライフスタイルに沿ったやわらかく扱いやすいヘアスタイルが、多くのお客さまや同業者から支持を集める注目の美容師。現在はサロンワークを中心に撮影やセミナー、商品開発など多方面で活躍中!
モデル/山内 マコさん(やまうち まこ)さん
神奈川県横浜市出身。今年の4月から大学の文学部に進学。高校1年生から細田さんのところへ通っている。可愛らしい笑顔がとってもチャーミング。撮影日が高校生最後のヘアカットということで、少し大人っぽくイメチェンを希望。
細田さんがプロデュースするマコさんの変身動画をチェック!
春から大学生。心機一転、洗練された大人っぽいヘアにイメチェン!
山内マコさん(以下、マコ):今年の4月に、大学生になります。撮影日の今日は、高校生最後のカット(撮影は3月末)。ちょうどいい節目なので、ヘアスタイルを変えたいと思っています。
細田真吾(以下、細田):大切なライフステージの転換期に、ヘアを任せてもらえるのは嬉しいです。しばらく見ないうちに、だいぶ伸びたね。春から大学生だし、ちょっと雰囲気を変えてみようか。
マコ:はい、イメチェンしたいです!
細田:バッサリ切りたいかな?
マコ:大人っぽくて洗練された感じにしてほしいから、鎖骨くらいまでだと嬉しいです。あと実は、うねりが出るのと髪が広がりやすいのがコンプレックスで…。
細田:では、長さを少し切りつつ、そのクセを活かして毛先と顔周りにだけ少し動きを出してみましょうか! メイクは普段、どんなのが好き?
マコ:濃いメイクがあまり好きではないので、顔に馴染むナチュラルなメイクが好きです。
細田:では、ヘアスタイルに合わせて等身大の大人っぽさと、今年のトレンドをミックスしたメイクにしていきますね。
マコ:はい、とっても楽しみです! よろしくお願い致します。
細田:では、まず前髪から切っていきます。少しだけ中心に厚みを出しながらフラットにカット。サイドは、毛流れを作るように切っていきます。バングからこめかみを通り、もみあげにつながるようにカットすると、巻いたときに丸みが出て、印象が柔らかくなるんですよ。
マコ:ほんとだ、いい感じ!
細田:パッツンよりもグッと大人っぽさが出るし、中心は目の上くらいの長さで切ってるので、マコちゃんの魅力的な目元にフォーカスが当たるようにしてます。
マコ:すでに、テンションが上がってます!
細田:あはは、それはよかった。では、後ろの方も切っていきます。ロングヘアのお客さまだとバッサリ切るのはとっても勇気がいるので、今回のように鎖骨下くらいの長さだと挑戦しやすくて、イメージも変えられるのでオススメです。
細田:マコちゃんとの出会いは、3年くらい前だったかな!?
マコ:はい、私が高校一年のときです。姉の知り合いから紹介してもらったのがきっかけでした。当時から大人っぽいものに憧れを持っていたので、お姉ちゃんの洋服を借りたりして、少しでも大人っぽく見られるように頑張ってましたね。
細田:確かに、マコちゃんは当時から“可愛い”よりも“キレイ”を求めている感じでした。透明感のあるストレートヘアが魅力的で、いろんなヘアにしましたね。ミディアムから一気にミニボブにしたり、ロングのときもあったから、一通りやったんじゃないかな。そんなマコちゃんが、もう大学生になるなんて…感慨深いです。
マコ:細田さんのヘアで、高校生活をたくさん楽しみました。振り返ると、友だちと放課後の帰り道、プリクラ撮ったりお茶したり…。そんなたわいもない日々が今となれば、宝物です。
細田:マコちゃんの話を聞きながら、自分の高校生活のことを思い出しちゃったな。僕の時代は、雑誌のスナップが全盛期で、そこから刺激を受けて、ファッションやヘアを追求してましたね。
細田:さて、お話ししている間に、全体に10センチくらいカットしました。少し重めに切っていますが、ほんのり前下がりにすると前に下ろしたとき、全体に丸みが出て柔らかさが出るんですよ。
細田:ここから動きが出るようにレイヤーを入れてつなげていきます。切り口が揃いすぎてるとどこかに毛束が溜まってしまうのですが、低い位置でたくさん入れることで、角がとれて女性らしさがグッと出てくるんですよ。
マコ:髪のうねりが、逆にいい動きを与えてくれてますね。はちも目立たなくなった気がします。
細田:ちょうど鎖骨や体に当たると動きが出たり、ヘアが体のラインに馴染むように切っているんです。またサイドバングのおかげで、キレイなひし形のシルエットに仕上がっているので小顔効果もあります。
細田:最後は、ストレートアイロンで後ろに向かって毛流れを作るようにワンカールで仕上げてます。ポイントは、耳周りを“くの字”に巻くこと。ここに空間を作ることで前髪からサイドバングまでの流れがつながって、シルエットが抜群によくなるんですよ。スタイリング剤は、COAのボタニカルバームを使って、ナチュラルに仕上げました。
<Before→After>
やわらかいヘアに凛としたアイブロウをMIXするのが、細田流!
細田:さて、次はメイクをやっていきましょう。僕は、まずアイブロウからスタートすることが多いですね。これは、尊敬するヘアメイクアップアーティスト、河北裕介さんの影響です。
薄いブラウン系のパウダーでストレートラインに下書きをして、赤みのある濃いブラウンを重ねていきます。
マコ:眉の印象でこんなにも大人っぽくなるんですね! ビックリ。
細田:マコちゃんのカットもそうだけど、僕はヘアに丸みや柔らかさを出すことが多いので、眉は割と印象を強めに仕上げます。クリアの眉マスカラで毛束感をだしてトレンド感をプラスしました。
細田:続いては、アイシャドウ。Fujiko(01彫り深ウォーム)のくすみのある暖色系オレンジベージュをアイホール全体にのせ、その後赤みのあるピンクとベージュを混ぜてアイホールの中心に馴染ませます。
細田:マットな質感に黒のメイクアイテムを使うと強くなってしまうので、アイライナーとマスカラもグレーで仕上げました。
マコ:このアイメイク、今っぽくて一気にオシャレになりますね。
細田:アイホールをマットな仕上がりにしてるので、涙袋にラメをのせて、程よいツヤ感と華やかをプラス。リップは、アイブロウに合わせてマットなオレンジレッドです。チークは、シェードを入れるように肌馴染みのいいオレンジをほんのり入れています。
さあ、完成です!
【使用アイテム】
・アイブロウパウダー
&beパレットアイブロウ
・アイブロウマスカラ
&be クリア
・アイシャドウ
Fujiko 01彫り深ウォーム
rom&nd ベターザンパレット (15:24)
・リップ
rom&nd #2 JOOFUL
・チーク
heme ピュアチークカラー #01ヌードベージュ
ヘアを通して、ライフスタイルもその人らしく、輝いてほしい
細田:今回は新生活に向けてスタイリングしてみましたが、マコちゃんの感想をぜひ聞きたいです。
マコ:新しい自分の魅力をたくさん引き出してもらって、すごく感動しています。ヘアとメイクで私らしい等身大の大人っぽさを引き出していただき…感無量です。
悩んでいたコンプレックスもプロの人の力を借りることで、チャームポイントになるんですね。うねりを活かして、軽やかで柔らかいヘアになって嬉しいです!
マコ:このヘアで大学を楽しみながら、今まで行ったことないところに行ったりやってみたいことに前向きにチャレンジしたいです。
細田:そう言ってもらえてよかったです。僕も、あらためて美容師はお客さまの人生に寄り添える幸せな仕事だなと思いました。ヘアカットをした後、その人のライフスタイルまで輝いてもらえたら、本望です。
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細田 真吾ほそだ しんご
埼玉県出身。資生堂美容技術専門学校卒業。新卒で某有名店に入社後、クリエーションチームのリードデザイナーとして業界紙・ファッション誌の撮影なども担当。2021年10月、COAに就任。骨格、髪質に対しての似合わせはもちろんのこと、ライフスタイルに沿ったやわらかく扱いやすいヘアスタイルが、多くのお客さまや同業者から支持を集める注目の美容師。現在はサロンワークを中心に撮影やセミナー、商品開発など多方面で活躍中!
Director桑名 真理子(くわな まりこ)
メイク技術者の目線を武器に、美容WEBマガジンの創刊、12年間で延べ1000件を担当。人の魅力にフォーカスする企画が得意。美容ライフが豊かになる、ワクワクする景色をつくります。
Photographerトカジ ショウタ
人気美容師として活動する一方で、写真&映像クリエイターとして活躍中。サロンのIV/CM/コーポレートビデオ、芸能事務所のMVなども手掛け、業界から注目される。