HOT TOPICS | 2020.08.04
【パーマ初心者向き】パーマの基本的な種類を確認!やりたいスタイルはどれ?
「パーマをやってみたいけど、色々な種類があるみたいでよく分からない、、。」そんな悩みはありませんか?基本的なパーマの種類とその違いを理解しておけば、より美容師さんともヘアスタイルについて話しやすくなるはず!パーマについて簡単に解説しながら、それぞれのヘアスタイルイメージも合わせて紹介していきます。
- パーマ
- 種類
まずはパーマの種類をおさらいしよう
サロンによって使用する薬剤や、パーマのメニュー(呼び方)などは異なることが多いです。なので余計に、パーマの知識がない人からすればよく分からないこともあるはず。
とりあえず美容師さんにおすすめされたパーマにしてみたけれど、仕上がりが思っていたのと違ったなんてこともあるのでは?
パーマの基礎知識を持っておくことは、より美容師さんとも仕上がりのイメージが共有しやすくなり、やりたいスタイルを明確にすることができます。
ベースとなるパーマの種類は、大きく分けて
・縮毛矯正
・ストレートパーマ
・コールドパーマ
・ホットパーマ(デジタルパーマ)
の4つに分類することができます。
1.縮毛矯正
縮毛矯正は、強いクセをなくして髪をストレートにするためのパーマです。
1剤を塗ると化学反応が起きて髪が柔らかくなります。その後、1剤を落としてから髪を乾かし、ヘアアイロンで髪をストレートにしていきます。
そして2剤を塗布することでストレートの形状を髪に記憶させるパーマです。
主に、ひどい癖っ毛や縮毛をまっすぐのサラサラヘアにしたい時に行う施術です。
【メリット】
・トリートメントによるケアだけでは改善しきれないような、生まれ持ったくせ毛を、ストレートにする事ができる
・ストレートになる事でボリュームダウン効果も
・広がりやすい髪がまとまりやすくなる
【デメリット】
・1度、縮毛矯正をしてしまうと痛みやすいため、他のパーマや、(ブリーチなどを含む)過度なカラーはできない
・カラーリングをする際には、思ったようなカラーにならない事も
・大胆なスタイルチェンジが難しくなる
・前髪などは特に、髪質や技術者のやり方によってはペタンとなりやすい
2.ストレートパーマ
ストレートパーマは、縮毛矯正と同じようなイメージのパーマです。ただ、縮毛矯正よりもダメージがしにくいので、気軽に行えるタイプのものが多くあります。
ヘアアイロン(熱処理)を使う場合もあれば、使用せずにクリームタイプの薬剤のみで行っていく場合もあるでしょう。
仕上がりも縮毛矯正よりナチュラルなため、それほど髪に強いクセがない人にも適しています。
【メリット】
・薬のダメージが強すぎないので気軽にできる
・ナチュラルなストレートにできる(サロンによってはトリートメントのような形態で行っていることも)
・部分的に行うことも可能(クセの強い表面や襟足だけ、など)
・縮毛矯正よりも安い
【デメリット】
・髪質によっては、あまり効果が感じられない可能性がある
・強いくせ毛には不向き
3.コールドパーマ
サロンで行われるパーマのほとんどが、この「コールドパーマ」と呼ばれるタイプのものです。
コールドパーマは、ロッドという筒状の道具に、髪を巻きつけて行っていきます。
髪を巻いたら、1剤を塗布し常温状態で薬を浸透させます。髪を膨潤・軟化させるのが1剤の役割です。
そして2剤をつけてカールの形を髪に記憶(定着)させます。こうすることで、くるくるのパーマになるんですね!
コールドパーマはさらに、
・クリープパーマ
・水パーマ
・コスメパーマ
などといったものに分けることができますが、これらは薬の違いや手順の違いによって微妙に異なるだけで、基本的には同じパーマとして分類できるでしょう。
【メリット】
・(使用する薬剤や手順によっては)1回パーマをかけた程度なら、髪へのダメージがそれほど強くない
・色々なスタイルにすることができる
・強くも、弱くもカールを作ることが可能
【デメリット】
・数日間は、薬の匂いが残ることもある
・やや髪が乾燥しやすくなる
・自分でのスタイリングが難しいと感じる可能性もある
・カールの持ちは1.5〜3か月ほどで、弱めのカールにするとそれだけ持ちも悪くなりやすい
4.デジタルパーマ
デジタルパーマも髪をくるくるにするパーマですが、コールドパーマとは異なる種類のパーマです。
使用するロッドに電気で熱を加え、髪を加温するのがこのパーマの特徴。
コールドパーマは、基本的には髪が濡れた状態で行っていきますが、デジタルパーマは一般的に乾いた髪に施術していきます。
【メリット】
・パーマがかかりにくい髪質の人でも、しっかりとしたパーマをかけやすい
・コールドパーマよりも持ちが良く、半年程度は持つとされている
・乾いた時にしっかりカールがでるので、簡単にスタイリングしやすい
【デメリット】
・専用の機械を使用するので、通常のパーマよりも施術時間が長くなりやすく、値段も少し高め
・小さい、細かいカールは作りにくい(ショートヘアにはあまり向かない場合も)
・カールの定着力が強いため、スタイルチェンジがしにくい
ストレートパーマでサラサラヘアーに
ナチュラル黒髪ストレート
全体にストレートパーマをかけたロングヘアのスタイルです。毛先が自然と内巻きになりやすいカットをすることで、ストレートパーマ特有のまっすぐすぎるペタンと感を感じさせません。
Styling:村瀬 めぐみ(BEAUTRIUM GINZA)
オシャレなこなれ感漂うリラックスストレート
綺麗にまとまりすぎず、どこか無造作な雰囲気のあるリラックスストレート。前髪のバランスが垢抜けポイントです。
Styling:比嘉 翼(ASTAR)
ワンポイントパーマは気軽にできておすすめ
ボブ×ワンカールパーマ
顎ラインのワンレン系ボブは、毛先をワンカールさせることで、おしゃれで全体が引き締まって見えます。あらかじめパーマをかけておくと、乾かしただけで自然な内巻きになるのでおすすめ。
Styling:Hirano(ROOTS)
セミロング×ワンカールパーマ
セミロングスタイルのワンカールは、少し大きめのカールが◎。毛先だけのワンカールパーマなら、コテで中間部分を巻けばスタイルチェンジも可能ですよ。
Styling:乗田 敦史(Salon)
強めカールにするなら?【人気のパーマスタイル】
ショート×クリープパーマ
マッシュベーズのベリーショートヘアには、大きめカールのパーマが相性抜群!ランダムな毛の動きに遊び心を感じる髪型です。
Styling:矢邊 知美(THE SEA Hair & Life)
センター分けショート×ラフウェーブ
ラフでしっかりしすぎないウェーブがおしゃれなショートヘア。センター分けの髪型は、パーマをかけることでもヘアセットがしやすくなります。
Styling:立石純也(CANAAN)
クセ毛風カールが魅力のショートボブ
カールをあえて作りこまないようなパーマをかけることで、柔らかい髪質のように感じられるスタイル。フォギーベージュのカラーが大人っぽさと髪の質感を演出します。
Styling:立石純也(CANAAN)
デジタルパーマ×キュートミディスタイル
鎖骨よりちょい下くらいのレングスのミディアムヘアに、デジタルパーマを施したスタイルです。カールは少しほぐしてルーズな雰囲気を出すと可愛らしくなります。
Styling:星野 菜美(hair+resort bouquet)
70年代風ロングヘア
レイヤーカットをたっぷりと加えて軽さを感じるロングヘアに、パーマをプラス。デジタルパーマならではのドライな質感が髪型と絶妙にマッチしています。
Styling:三室安那(bloc)
ゆるめカールにするなら?【おすすめヘアスタイル】
水パーマ×リラックスボブ
髪への負担が少ない水パーマは、髪の柔らかい動きを表現するのに向いています。ふんわりした無造作なワンカールが、キュートで優しげな印象に。
Styling:萩原 翔志也(vicca 青山)
抜け感パーマのベリーショート
毛先に緩やかなJカールを作ることで、クールになりがちなベリーショートのスタイルも、女の子らしさが出せますよ。前髪とトップにポイントでパーマをかけるのもおすすめ。
Styling:米澤 香央里(SYAN)
アンニュイミディアムヘア
センターパートの前髪が印象的なミディアムヘア。コテではうまく再現できない、繊細でルーズな束感もパーマをすればこの通り!前髪にもワンカール、パーマをかけるのがこなれ感を出すポイントです。
Styling:Rumi(haku)
ミディアム×ゆる波ウェーブ
Aラインシルエットのミディアムベースには、人気の波ウェーブ風のパーマが似合います。セミウェット系のスタイリングにしてみても素敵です。
Styling:八杉絵理子(hair SUNDY)
柔らかセクシーウェーブ×ロングヘア
顎下から毛先にかけて、ルーズなカールでボリュームを出したロングヘアは、オトナ女子にピッタリな髪型。前髪を少し立ち上げることで全体がふわっとした美シルエットに仕上がります。
Styling:三上 圭詞(OORDER)
おすすめのセット(スタイリング)方法はこれ!
【縮毛矯正・ストレートパーマ】
・ヘアアイロンはダメージに繋がりやすいので、基本的にはドライヤーによるブローでのスタイリングが良いでしょう。
・スタイリング剤は、よりトリートメント効果のあるヘアオイルがおすすめ。
【コールドパーマ】
・コールドパーマは、1度髪を水で濡らすとパーマが復活します。軽く濡らして毛先を手のひらに丸めるようにして乗っけて、ドライヤーで風を当てましょう。
・おすすめスタイリング剤はワックス、バームなど。水分を含むムース類やジェル系のスタイリング剤も適しています。
【デジタルパーマ】
・指で毛先を捻るようにしながらドライヤーの温風を当てると、うまくカールが出てきますよ!冷風を最後に当てると、よりカールが長持ちします。
・スタイリング剤はムース系よりも、ワックスやクリームワックスでドライな質感に仕上げるのがおすすめ。
【最後に】パーマをかける前に考えたいこと
パーマは1度かければ1.5か月〜3か月(長くて半年程度)は持続します。その間は、大幅なスタイルチェンジはしにくくなってしまうので注意が必要です。
またパーマをしていたら、髪のダメージが強くなりすぎてしまうため、基本的にブリーチを必要とするようなカラーはできないことが多いです。
なのでハイトーンカラーにしたいと感じているうちはパーマをするのは控えましょう。
特に注意したいのは「縮毛矯正」です。他のパーマに変えたくても縮毛矯正の履歴が髪に残っていると、かかりづらくなってしまいます。
このように、パーマをする際は、その後半年くらいまでのヘアスタイルのイメージも考慮しつつ行うようにするようにすることが重要ですよ!
ですがパーマでしか表現できないような髪の質感やヘアスタイルは多くあります。気になる方は是非トライしてみて下さいね!
AZUMA
サロンで3年半勤務。現在はライターとして執筆業を中心にしています。オシャレなスタイルを日々発信していきます!