HOT TOPICS | 2022.08.09
リタッチカラーって?【値段・頻度】リタッチカラーのヘアカタログもご紹介
リタッチカラーという言葉を聞いたことはありませんか?サロンのメニュー欄にあるけれど、一体どんなカラーなの?と疑問に思っている方もいるのでは?今回は、リタッチカラーとは何か、リタッチカラーの値段やおすすめの頻度、リタッチカラーを施したヘアカタログをご紹介します♡
- 頻度
- リタッチカラー
1. 【フルカラーとリタッチカラーの違いと特徴】
ヘアカラーメニューには、【フルカラー】と【リタッチカラー】という2種類のカラーがあります。この2つは塗り方や塗る範囲によって区別されています。フルカラーとリタッチカラーどちらを選べばいいのかという時に参考になる、それぞれの違いと特徴をご紹介します。
フルカラーとは?
フルカラーとは、根本から毛先までの髪の毛全体にカラー剤を塗布し、トーンアップやトーンダウン、あるいはカラーチェンジを行うメニューです。ヘアスタイルの雰囲気を変えたい場合や、ヘアカラーの色味が抜けて髪がパサついて見えてしまう場合にはフルカラーがおすすめです。
リタッチカラーとは?
前回のヘアカラーが伸びてきて新しい髪の毛が出てくると、根本部分が暗い状態になります。リタッチカラーはその伸びてきた暗い根本の毛のみを染めるメニューになります。前回のヘアカラーの全体の色味を気に入っていて、色味自体は変えたくないけれど根本の黒さが気になる場合や、ダメージが気になるから髪全体ではなく髪の根本部分だけを染めたいという場合はリタッチカラーがおすすめです。
2. 【フルカラーとリタッチカラーのメリット・デメリット】
フルカラーとリタッチカラーには、それぞれメリットとデメリットがあります。フルカラーとリタッチカラーの良いところとそうでないところをを理解したうえで、今の自分のなりたい雰囲気やその時の髪の状態に合ったメニューを選びましょう。
フルカラーのメリット《カラーの統一感》《大胆なイメージチェンジ》
フルカラーのメリットは、
◎カラーの統一感があること
◎そして髪の毛全体の色味を変えるので印象を大きく変えられること
です。髪の毛の色味が抜けた状態だとどうしてもパサついて見える、明るくなりすぎてしまうということが起こってしまいます。そんな髪の状態を改善できるのはフルカラーだけ。さらに最近のカラー剤は、髪の毛がコーティングしてくれる効果もあるため染め上がりの手触りまで良くなり、髪にツヤが与えられます。
フルカラーのデメリット《コストがかかる》《時間がかかる》《髪へのダメージ》
フルカラーのデメリットは、
▼リタッチカラーに比べると費用が高いこと
▼施術時間がかかること
▼髪へのダメージもあること
また忙しい方は、薬剤をしっかり作用させるまで時間がかかるため、サロンに滞在する時間が長くなってしまうというデメリットもあります。髪質によってヘアカラー剤の色味が浸透しづらい方、また希望のヘアカラーの色味を出すために時間が必要な方は、ヘアカラーの施術時間が長くなってしまうため、その後の予定を考えてから予約する必要があります。
カラー剤にはコーティング成分が含まれていますが、ハイトーンカラーになると多少ダメージが出てしまいます。現在の髪の状態からなりたいヘアカラーの色味を実現するために、髪へのダメージは大丈夫かどうか美容師さんに相談しながら選ぶのがおすすめです。
リタッチカラーのメリット《毛先に負担がかからない》《低価格》《スピーディ》
リタッチカラーのメリットは、フルカラーに比べて
◎費用が安いこと
◎比較的早く施術が終わること
◎髪の毛先へのダメージがないこと
です。カットもせずに伸びてきた根本部分だけを染めるリタッチカラーであれば、忙しい合間でもサッとヘアカラー終わらせることができます。そして、毛先まで薬剤をつけないのでヘアカラーによるダメージがまったくないのもメリットです。
リタッチカラーのデメリット《印象が明るくなりすぎる》《根本の色が変わる可能性がある》《毛先の色落ちカバーができない》
リタッチカラーのデメリットは、
▼染め上がりの印象が思っていたよりも明るくなってしまうこと
▼根本の色が変わる可能性があること
▼毛先の色落ちカバーができないこと
です。
リタッチカラーは色味の抜けた毛先の明るさに合わせて染めるので、染め上がりの印象が明るくなります。リタッチカラーをしたら思っていたよりも明るくなってしまい、すぐにフルカラーで全体を暗くする……となってしまうこともあります。そして髪の毛先の色味を見極めて根本の色味を決めなければいけないため、美容師さんの技術次第では根本だけが違う色味になってしまう可能性もあります。
3. 【リタッチカラーの値段と染める頻度は?】
リタッチカラーの値段
リタッチカラーの値段はサロンによって異なりますが、平均価格はおおよそ3,000円から6,000円くらいです。
リタッチカラーの頻度の目安
リタッチカラーをする頻度の目安は、髪の長さで変わります。
ショートヘアの場合は3ヶ月に1度くらいでリタッチカラーをするのがおすすめ。
ミディアムからロングの場合は1ヶ月ごとにリタッチカラーを行うのがいいでしょう。
4. 【何センチくらいでリタッチすればいい?】
リタッチカラーをする目安の長さは、髪の根本が1cm伸びてきたらリタッチカラーをしてもいい長さといえます。根本が5cm以上伸びている場合は、リタッチカラーではなくフルカラーの予約をすることがおすすめです。サロンによっては、リタッチカラーは前回のカラーから何ヶ月まで、何センチまでと決まっているところもあるので、リタッチカラーを希望する場合は事前に確認してみましょう。
5. 【ヘアカタログ×リタッチカラーの種類】
リタッチカラーは毛先の色味や明るさ、デザインによってその塗り方が異なります。それぞれ異なるリタッチカラーの方法をご紹介します。
ブリーチ
前回のカラーでブリーチを使ったヘアカラーをしている場合は、その後のリタッチカラーでもブリーチ剤を使う必要があります。ただしブリーチ剤は色味が入っていない薬剤なので、毛先に前回の色素が残っている場合はブリーチのみでのリタッチカラーができない場合があります。その場合はブリーチリタッチカラー後、全体に色味を入れるフルカラーに切り替えましょう。
ハイライト
ハイライトとは、ベースの明るさに対して、それよりも明るいスジ状の束を入れるデザインです。立体感が出せる人気のデザインですが、ハイライトのリタッチカラーは多少技術のいる作業。ハイライトの束の根本の部分だけをすくい、他の部分につかないようにアルミホイルで保護しながらリタッチカラーをしていきます。手間のかかる作業になるので、プラス料金がかかる場合もあります。ハイライトのリタッチカラーを検討する場合は、サロンに問い合わせて相談してみましょう。
グラデーションカラー
グラデーションカラーとは、髪の根本から毛先にかけて徐々に明るくするデザインです。グラデーションカラーのリタッチカラーは、通常のリタッチカラーよりも暗めのトーンの薬剤を使い、全体の仕上がりが根本の方が若干暗めになるように計算して施術していきます。このグラデーションカラーのリタッチカラーのやり方は、新しい髪が伸びてきても目立ちにくいのでおすすめです。
グレイカラー(白髪染め)
白髪染めに使うヘアカラー剤は、おしゃれ染めに比べて色味が濃いため、白髪にもしっかりと色が入ります。グレイカラーをリタッチカラーで染めるコツは薬剤をたっぷりと根本につけることと長めに時間を置くことです。ホームカラーの場合も同じなので、セルフで染めている方はこの2点を意識してリタッチカラーをしてみてください。
6.【リタッチカラーが上手い美容院の探し方】
きれいにリタッチカラーを施術してもらうためにはサロン選びが重要です。そこで、リタッチカラーが上手なサロンの選び方を紹介します。
専門店の利用
やはり専門店の技術と薬剤の種類は一般サロンより優れています。ヘアカラー専門店でやってもらうことで、仕上がりの満足度もアップ。リタッチカラーの失敗の可能性もぐんと低くなります。
7.【セルフでもできるリタッチカラー】
続いてセルフカラーでリタッチカラーをする場合の注意点等をお伝えします。
セルフのリタッチカラーが上手にできるやり方のコツ
セルフカラーのリタッチカラーが上手にできるやり方のコツは、
●毛先の明るさより少し暗いかな?と思うカラー剤を選ぶこと
●根本のみにカラー剤が付くように注意すること
●シャンプーの時に毛先にカラー剤を馴染ませること
です。
セルフのリタッチカラーの注意点
あくまでセルフカラーはサロンに行く時間がない時の応急処置と考えて施術するのがおすすめです。時間がある時にサロンでしっかり染めてもらいながら、日々のケアをセルフのリタッチカラーで行いましょう。
8.【おすすめヘアカラー剤の紹介×リタッチカラー】
ヘアカラー剤にもさまざまな種類がありますが、ここではリタッチカラーにおすすめのヘアカラー剤をご紹介します。
リタッチカラーにおすすめなのが【アディクシーカラー】です。アディクシーカラーは色味が濃く、白髪を染めつつ色味を楽しむこともできるカラー剤です。ヘアカラーでも楽しみたい方はアディクシーカラーを選びましょう。
9.【色落ち対策×リタッチカラー】
リタッチカラーも時間の経過と共に色が落ちていきます。ヘアカラーの色落ちの原因とケア方法をご紹介します。
ヘアカラーの色落ちの原因
ヘアカラーの色落ちの原因は、毎日のシャンプーや紫外線、乾燥など。これらを意識することでヘアカラーの色落ちを防ぎ、カラーを長持ちさせることができます。
ヘアカラー直後はシャンプーを使用しない
ヘアカラーの直後はカラーの定着が甘い状態です。染めた当日のシャンプーは避けましょう。
カラーシャンプーを使用
毎日のシャンプーをカラーシャンプーに変えるだけで、色素を入れながらシャンプーできるのでヘアカラーが長持ちします。
トリートメントの使用
トリートメントでキューティクルを閉じれば、色味の流出が防げます。
髪を濡れたままにしない
濡れた状態の髪はキューティクルが開いた状態。早めに乾かしてキューティクルをしっかり閉じヘアカラーの流出を防ぎましょう。
アイロン、コテを見直す
熱によってもカラーが流出してしまうので、カラー直後は特にアイロンやコテは控えましょう。
紫外線対策
髪の毛用のUVケアアイテムや日傘や帽子を使い紫外線から髪の毛を守ることも、ヘアカラーを長持ちさせる秘訣です。
IROHA
writer/editor トレンドヘアの見たい、知りたいをご紹介♡