HOT TOPICS | 2022.07.23
前髪の分け目による印象の違い。変幻自在におしゃカワバングを使いこなそう!
「今日は気分を変えて前髪の分け目を変えてみようかな」
朝、鏡の前でヘアスタイルを作る際にこう思ったことがある人もいるでしょう。
でもいざ前髪の分け目を変えてみると「なんかちがーう!これじゃない感…」
いつもの分け目と違う前髪の分け目にしっくりこないという経験は誰しもあると思います。
ただ分け目を変えるだけではなかなか似合わせるの大変です。
前髪の似合わせは顔の形や目・鼻・口などの大きさを考慮して細かいアレンジをしてあげる必要があります。
「でもそんな細かいアレンジを、自分でできる気がしない」
そんな方も安心してください!
今回は前髪の分け目を変えた際に意識してほしいアレンジ方法と、前髪の分け目による印象の違いを丁寧に解説します。
自分で気軽にスタイルチェンジをできるようになれば、毎日楽しく過ごせます。
しっかり学んでいきましょう!
- 分け目
- 前髪
前髪の分け目による印象の違い
前髪は印象を大きく変えるパーツです。分け目を変えるというアクションはとても小さなことに感じますが、印象を変えるという意味では大変有効です。
前髪の分け目は大きく分けると以下の3つに分けられます。
・センターパート
・サイドパート
・ノーパート
この 3つの分け目を日によって変えるだけでも、あなたの印象はガラッと変わります。
まずは、それぞれの分け目による印象の違いを解説していきます。
与える印象を理解して、前髪デザインを使い分けましょう!
センターパート
センターパートはメンズ、レディースに限らず最近のトレンドとなっていて、多くの方が挑戦している前髪の分け方です。
センターパートはクールな印象に見せる事ができ、大人っぽく仕上げたい場合はおすすめの分け方。
おでこが見える範囲が広く、顔の中心が長く見えるので、丸顔さんはセンターパートにする事で顔の丸さをカバーできます。
きっちり分け目をつけてしまうと頭のてっぺんがぺったんこに見えてしまうので、分け目をぼかすようにジグザグに取ると自然なスタイルに仕上がります。
面長さんの場合は、逆にてっぺんにボリュームを出しすぎてしまうとセンターパートの縦長感とも相まって、より顔が長く見えてしまうのでスタイリングでサイドに動きを出してカバーしていきましょう。
サイドパート
分け目を左右どちらかにずらしたサイドパートはつむじの向きによってスタイルのボリュームアップ、ボリュームダウンを操作する事が可能です。
つむじの方向に沿うように分けるとボリュームが無くなりタイトに抑えられ、つむじに逆らうように分ければ根本が立ち上がりボリュームが出ます。
また、サイドから流した前髪が目の上に落ちる事で、目の大きさが強調されて目力もアップします。
清楚系な大人女子は斜め前髪で大人っぽく仕上げるのもおすすめです。
サイドパートは比較的どんな顔の形にも似合わせやすい万能な分け目。変化をつけたい人は、まずこの分け目からチャレンジしてみるのもおすすめです。
ノーパート
分け目をつけない前髪をノーパートと言います。
ノーパートの前髪はカジュアルに見えて若々しさを作ることができます。
つむじから真っ直ぐ前に下ろして作られた前髪を重めに残すか軽めに残すかによっても印象を変えることができる。重たく残し、毛先のラインをハッキリさせてモードに決めるか、軽めにしてシースルーバング気味に作るのかはあなたの好み次第!
丸顔さんや面長さんは、重めのノーパートの前髪だと顔の形が強調されてしまうので、軽めの前髪でおでこが少し透けるくらいがおすすめです。
前髪の分け目を変えた際の似合わせアレンジ
前髪を変えた際に出てくる悩みとして「なんかしっくりこない」という問題がありますよね。それは、自分自身が違う分け目に慣れていないためヘアアレンジの方法が分からないからです。
分け目によってヘアアレンジの方法を変えることで分け目による印象の与え方を最大限有効活用することができるでしょう。
ここからは、それぞれの分け方にピッタリなヘアアレンジ方法をご紹介します。
ワンカールでふんわり
まず初めにご紹介するのがワンカールアレンジです。
直毛の方は前髪が前に降りて野暮ったくなりがちですが、ヘアアイロンでカールをプラスしてあげることでやわらかい印象にすることができます。
ワンカールスタイルでおすすめな分け目はサイドパートかノーパート。
サイドパートのワンカールは、前髪の流れを作るのに最適。左右どちらかに流したい場合も、ワンカールがついていれば流しやすくかわいらしく仕上げることができます。
ノーパートのワンカールも、眉毛のラインで丸まる毛先がキュートな印象を与えてくれるので。ティーン世代のアレンジとしては鉄板です。
ワンカールをつけるにはヘアアイロンであれば簡単につけられますし、マジックカーラーやドライヤーとブラシを使ってブローしても作ることができます。
内巻きの毛先で小顔効果
内巻きカールは短い前髪だけでなく、長めの前髪にも使えるヘアアレンジです。
サイドパートやセンターパートの長めの前髪に毛先にカールを足すことでふんわりと軽い印象になります。前髪だけでなく、全体の毛先にカールを入れて、ワックスで毛束感を出してあげれば、重めのスタイルでも抜け感が出るのでおすすめです。
頬にかかる毛先にもしっかりと束感とカールをつけてあげれば小顔効果も狙えます。
リバースカールで韓国風ヘア
長めの前髪を後ろに流したリバースカール。最近日本でも流行っている韓国風のヘアスタイルは大抵フェイスラインにリバースカールを入れてサイドにボリュームを持たせています。
リバースカールにぴったりなのがセンターパートやサイドパート。
クールな印象を出しやすい分け目にリバースカールのキリッとした雰囲気がぴったりマッチします。
大きめなヘアアイロンを使い、ふんわりと緩めなカールを作りヘアスプレーでしっかりキープしていきましょう。
ウエービーバングでこなれた大人ヘアに
ちょっとオシャレ上級者向けのウエービーバングアレンジ。
おでこの前でランダムに動くウエーブが気取らない大人女性を演出してくれます。
このアレンジはノーパートの分け目がピッタリです。
下ろした前髪にヘアアイロンで波打つようなウエーブをつけて束感が出るようなジェルやワックスをつけて仕上げます。
まとまり感を出すために、前髪だけでなく全体にウェーブをつけておくと良いでしょう。
アレンジが難しい場合はパーマをかけてしまうのもあり。
前髪アレンジに役立つおすすめアイテム
前髪の分け目を変えた時、アレンジに役立つアイテムを紹介していきます。
それぞれ目的にあったアイテムを使うことで、時短になったり仕上がりのクオリティが上がったりします。
気になるアイテムがあるかチェックしてみましょう!
マジックカーラー
マジックカーラーはドラックストア等でも購入できる手頃なアレンジアイテムです。
前髪にカーラーを巻いてしばらく時間を置くとふんわりとボリューム感のあるカールが作れます。
マジックカーラーのメリットは、巻いている間に他の作業ができるので、朝マジックカーラーを巻いたまま歯を磨いたりメイクをしたりすれば時短になります。
使い方も簡単で、マジックカーラーの表面についているヒダに髪の毛を絡ませて置いておくだけ。クリップがついているタイプなら更に簡単に使うことができるでしょう。軽く湿らせた状態から引っ張りながら巻くのがおすすめです。
ヘアアイロン
ヘアアレンジの定番はやはりヘアアイロン。
ヘアアイロンの太さはさまざまで、長めの前髪であれば太めのヘアアイロン、短めの前髪であれば細めのヘアアイロンと使い分けましょう。
ストレートアイロンであれば、手首のかえし方次第でカールの強さを調節できるので、慣れてきたらストレートアイロンに挑戦してみるのもおすすめです。
温度調整ができるヘアアイロンを選び140度前後の温度で手早く巻いていきましょう。
髪の毛の毛流れを作る際にもヘアアイロンを使うことで、しっかりとくせづけをすることができるので、髪の毛の方向性が強く出てしまう人は根元からヘアアイロンの熱を加えましょう。ベースをしっかりとくせづけができれば、その後スタイリング剤をつけた時に動かしやすくなります。
ヘアオイル
艶やかな前髪や自然な束感を作るならヘアオイルがおすすめです。
オイルの種類によっては重すぎたりベトついたりするものもあるので、サラッとした質感のものを選ぶようにしましょう。
オーガニック系のオイルは比較的軽めの質感のものが多いので、自分の髪質に合わせて使い分けて!
外出前に使ってあげれば紫外線から髪の毛を守ってくれたり、埃やたばこのにおいなども付きづらくなります。
ヘアアイロンで巻く前につけてあげても、ヘアアイロンの熱から髪の毛を守ってくれるので効果的です。
スタイルキープスプレー
しっかりとヘアセットをした後は、スタイルをキープしていきましょう。
カチカチに固まるようなものは避け、スプレーをつけた後も手櫛が通るくらいのものがちょうど良いでしょう。
表面にのみ付けてしまうと、せっかく作ったスタイルがつぶれやすくなってしまうので、スプレーは内側からかけるように意識して、下から支えるようにキープしていきます。
ヘアアイロンを使う前に、形をキープしやすくなるスプレーを使い、仕上げに柔らかく固まるスプレーを使うなどの2個使いもおすすめです。
ヘアワックス
しっかりとした立ち上がり、根元からの流れ、シャープな毛束感。これらを作りたいときにはセット力のあるワックスが欠かせません。
メンズであればハードワックス、レディースはナチュラルハードのワックスが使いやすいでしょう。
始めから根元にベタっとつけてしまうと不自然な見た目になってしまうので最初の付け方が大事!
手の平に適量取り、手の平全体にのばします。毛先中心にワックスをつけてから、徐々に根元付近までつけるようにしましょう。
前髪にいきなりつけてしまうと、前髪が重くなってしまうので、他の部分につけた残りのワックスで前髪をセットするのがおすすめ。
毛束感を強調したいときには、指先で毛束をねじり、1本1本束を作り毛先をまとめていきます。
セット力が強いワックスは、硬い髪の毛であってもある程度動かすことができるので、なかなかヘアアイロンで巻いただけでは扱いづらいという方は併せて使ってみてください。
BS director
美容師→美容学校講師を経てライターとして一般の方はもちろん、美容師、美容学生に向けて知識を発信しています。ヘアスタイル、ヘアケアの悩みを解決する、役立つ記事をお届けします。