HOT TOPICS | 2022.10.09

顔の形は無視できない。がっちりタイプの似合わせ術。

ヘアスタイルを考える上で無視できないのが『顔の形』です。人それぞれ顔の形はさまざまで、顔の形によってヘアスタイルが似合う・似合わないが決まってきます。顔の形には卵型、丸顔、面長、ベース、逆三角形といった基本の形があり、そこに加え複合的な顔の形も存在します。大抵の人が複合的な顔の形をしており、自分で顔の形を正確に判断するのはなかなか難しいです。卵形かと思っていたら面長だったり、丸顔かと思ったら三角形のほうが近かったりと、個人的に気になるポイントがあって「私は絶対この形」と思っていても、全体的に見ると顔の形は思っているのと違うことが多い。今回は比較的自分でも判断しやすいベース型(四角)について、ヘアスタイルの似合わせかたと、おすすめスタイルをご紹介します。「私はベース方かも」と思っているあなた!ぜひ参考にして、自分に合ったヘアスタイルを見つけてみてください。

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目 次

ベース型を判断する基準とは?

ベース型を判断する1番簡単な方法は『エラの張り出し方』を見る方法です。

エラの張り出しが強ければ強いほど、骨格のガッチリ感が強調され男性的な印象になっていきます。

自分がベース型なのかどうかを判断するには、まずはエラ部分に手を当ててみて、角ばった骨を感じるかどうか確認してみてください。掌に骨を感じたらベース型の可能性あり!

それに加え、ハチの張り出しが強ければ更にベースの特徴が当てはまります。

しかし、日本人の大多数はハチが張っているので、ハチの張り出しだけで判断するのは、間違った判断になりやすい。

鏡で輪郭を確認し、手で触れてみて、まずは自分の顔の形を理解しましょう。

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ベース型が与える印象は?

ベース型は骨格の張り出しが目立つので、どうしても男性的なイメージが強く出やすい。

男性であれば男らしい、強い印象になるので気にならない方も多いかと思いますが、女性となるとその男性っぽさが大きなコンプレックスとなる場合があります。

更にベースの印象として『硬い』や『強い』という印象を与えやすいので、女性らしい柔らかいスタイルを好む方は似合わせ方を工夫する必要があります。

骨格はメイクでもある程度カバーすることができますが、ヘアスタイルでも骨格をカバーして似合うスタイルを作っていきましょう!

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ベース型に似合うヘアスタイルのポイント

ベース型さんは、張り出したエラによって四角く見えています。

その張り出したエラをマイナスととらえてる方は、エラをカバーできるヘアスタイルであればコンプレックスを隠すことができますし、エラを気にしていない方は、顔の四角さを活かしつつバランスの悪い部分をヘアスタイルで補っていきましょう。

エラをカバーするためには顔周りに毛先が来るような『フォワード』に髪の毛の動きをつけ、エラに髪の毛がかかるように持っていきます。ミディアムからロングレングスの方はヘアアイロンでフォワード方向に巻きが込み、ウエーブをつけるのがいいでしょう。ショートレングスの方は、顔周りに短い毛が来るようにカットでレイヤーを入れて、ワックスなどで前に引き出しエラを隠せばOK!

エラを気にせずにシルエットをとにかくきれいに見せたいという方は、ハチ周りのボリュームを抑えトップのモヒカンラインに高さを出しましょう。サイドにも若干ふくらみを持たせるときれいなひし形シルエットの完成です。

ヘアセットの際は、自分が気にするポイントを意識して行いましょう。

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カットで似合わせるテクニック

カットで骨格補正をするのは、一番確実で効果の大きい方法です。

美容師さんはお客様の顔の形を判断し、一番似合うシルエットを考えてくれます。

ベース顔さんの一番のデメリットであるエラの張り出しは顔周りに短い毛を作ることでカバーできます。そして、ハチの張り出しを抑えるようにカットしたうえで、トップを短くし高さを出しやすくしていきます。動きを出しやすいようにトップの量感調整を施し、立ち上がりやすく。

サイドにウエイトを持ってくるようなグラデーションスタイルやレイヤースタイルなら、カットのみで比較的に合わせることが可能です。

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カラーで似合わせるテクニック

メイクで骨格補正をするときに、輪郭にシェーディングを入れて小顔に見せるテクニックは有名ですよね。

それと同じ考え方でカラーリングをすることで、シェーディング効果を得られます。

顔周りの髪の毛のトーンを落としてその他の部分を明るく残すインナーカラーを入れて輪郭に影を落とします。そうする事で顔の面積が視覚的に小さくなり、ベース顔さんのエラの張り出しも目立たなくなります。顔まわりが引き締まる事で、その他のトップやサイドの動きが強調され美しいシルエットを作り出します。

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パーマで似合わせるテクニック

髪質によってはトップの立ち上がりがつかずにペタッとしてしまったり、動きがなくサラサラな髪の毛はボリューム感に欠けたりします。

そんな悩みを解決するのにはパーマが最適!

パーマは髪の毛の構造を変化させ、真っ直ぐな髪の毛をウェーブ状に、元々くせ毛の人は計算された方向にカールをつけたり、ボリュームがで過ぎてしまうところを抑えたりすることができます。

スタイルのキープ力もアップするので、朝のスタイリングを楽にしたいという方にもパーマはおすすめです。

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ヘアアレンジにおすすめアイテム

ヘアスタイルのデザインを作ってくれるのは美容師さんですが、お家に帰って実際にヘアスタイリングをするのは自分です。

そんなときにうまくできずに「美容室では可愛かったのに、家だとなんか違う」となりがち。

がっかり体験をしないためにも、ヘアアレンジの際に使うべきおすすめアイテムをご紹介します。

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ヘアアイロン

「髪の毛を傷ませたくないからパーマはかけたくない」

「ブリーチをしていてパーマはかけられないと言われた…。でもウエーブヘアにしたい」

そんな方はヘアアイロンでウエーブをつけていると思います。

ヘアアイロンもさまざまな種類がありますが、ものによっては摩擦が強く挟んだ髪の毛が引っかかり巻く事でダメージを起こしてしまったり、温度設定が細かくできずに髪の毛に必要以上の熱を加えてしまうものもあります。

毎日使うヘアアイロンは、やっぱりいいものを使いたい。

そんな方におすすめなのが『ヘアビューロン』です。

ヘアビューロンは、バイオプログラミング処方により巻けば巻くほど髪の毛が艶やかになり、通常のヘアアイロンで起こる『熱変性』が起こりにくく、髪の毛の中のタンパク質が硬くなるのを防いでくれます。

もちろんヘアアイロンとしての性能も高いので、髪の毛の摩擦も少なくスムーズに巻くことができるのでストレスなくヘアセットができる。

少し値段は高いですが、毎日使うものなので奮発する価値のあるアイテムです。

アウトバストリートメント

お風呂から出たときに、濡れた髪の毛を優しく保護してくれるのがアウトバストリートメントです。

髪の毛は濡れた状態が一番痛みやすい状態です。

すぐに乾かすのをおすすめしたいのはもちろんですが、乾かす前にアウトバストリートメントをつけることで弱い状態の髪の毛を守ることにつながるので是非使っていただきたい!

アウトバストリートメントが髪の毛に膜を作り艶をだし、ドライヤーの熱による乾燥を防いでくれます。アウトバストリートメントをつけて乾かした髪の毛は、しなやかに動きその後のスタイリングをしやすくなります。

おすすめのアウトバストリートメントは『ディーセスエルジューダ』です。

髪質タイプによって選ぶことができ、テクスチャーもオイルタイプとクリームタイプの2種類があるので、幅広い髪質、年代に対応可能です。

スタイルキープスプレー

ヘアスタイルが長持ちしないという方はスタイルキープスプレーを使ってみて下さい。

「ヘアスプレーはメンズスタイルで使うものでしょ?」「ガチガチになって洗うのが大変そう」というイメージを持っている方もいると思いますが女性にもおすすめです。

ヘアアイロンで巻いたカールスタイルは、湿気や髪の毛の重さなどが原因でだんだん時間と共にだれて来ます。

スタイルキープスプレーは、細かい粒子を髪の毛に付着させ束にすることによりスタイルをキープします。

セット力の段階が細かく分けられているので、ガチガチに固めたくない人はナチャラルに固まるものを選びましょう。

おすすめは『トリエ』のスプレーです。

スタイルをキープするものから表面な艶を出すスプレーまでさまざまなラインナップがあります。

スプレーの匂いも、甘い香りで心地いい。

おすすめスタイル集

ベース型さんにおすすめするヘアスタイル集です。

美容室でやりたいヘアスタイルを美容師さんに伝えるために、一番確実な方法が『写真を見せる』ことです。自分が理想とするヘアスタイルを的確に共有するのは、理想のヘアスタイルを手に入れるためのはじめの一歩。美容師さんとの共有ができてから、顔の形やライフスタイルを相談し似合わせていきますのでまずは自分のやりたいヘアスタイルをしっかりとイメージしてみましょう。

やりたいスタイルを見つけて美容室に行こう!

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おすすめスタイル①

顔周りのレイヤーが、四角く見えやすいエラ部分をカバー。

内側に方向性をつけて輪郭に影を落として小顔に見せちゃおう!バングはカットラインを残しつつ、透け感をプラス。

ハイトーンカラーが軽さと柔らかさを作ります。

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おすすめスタイル②

クシャッとしたパーマと毛先の先細り感がポイント。

毛束感が出るようにしっかりと毛量調整されたスタイルは黒髪の重々しさとは無縁。

黒髪でもしっかりとウエーブがついているから、もさっとせずに仕上がります。計算されたウエーブがラフな印象を出しつつも軽やかさも感じさせてくれる。

ウエット気味にスタイリングをしましょう!

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おすすめスタイル③

ハイトーンのロングスタイル。

顔まわりは短くしサイドにも膨らみを持たせシルエットを整えます。パサつき感を出さないように必要以上にレイヤーは入れずに適度な重みを残します。

大きめなゆるいウエーブで顎下から動きをつけることで、目線を下へ誘導することができる為、顔の形によるデメリットを感じ辛いスタイルです。波状になるように巻くことでくびれができるので立体感も生まれます。

ホワイトブリーチでインパクトを与える個性派ヘア。日本人特有の髪の毛の硬さを和らげたい方は一度試してみて!

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BS director

BS director

美容師→美容学校講師を経てライターとして一般の方はもちろん、美容師、美容学生に向けて知識を発信しています。ヘアスタイル、ヘアケアの悩みを解決する、役立つ記事をお届けします。