HOT TOPICS | 2023.02.22

トレンドのくびれヘアのつくりかた

最近のインスタグラムを見てみると、表面からふわっと動く髪の毛にハネた毛先のスタイルを多く見かけるようになりました。今流行りのスタイルは『軽さ』と『重さ』のバランスが超重要。今回はトレンドのくびれヘアのつくりかたを大公開します。美容室でのオーダーの参考にしてください。

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目 次

くびれヘアってどんなスタイル?

くびれヘアとは、名前の通りふくらんでいる部分とへこんでいる部分が合わさり『くびれ』ができているヘアスタイルのことを言います。

一昔前までの重めのスタイルは表面の毛が長く凹凸が少ない落ち着いたスタイルでしたが、くびれができることで見た目的に軽さがでて毛先の躍動感が生まれます。今期は重いスタイルから、だんだんとレイヤーを入れた軽めのスタイルにシフトしてきています。

動きの少ない落ち着いたスタイルは、秋から冬に大活躍するスタイルですが、これから先の暖かくなる季節は、少し動きのあるスタイルにチェンジするのがおすすめです。

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今期のくびれヘアの特徴は?

くびれヘアは過去にも流行ったことがあります。けれど、過去に流行ったものと今のトレンドはちょっと違う。

昔のくびれヘアは『軽さ』を全体的に出したカジュアルなものが主流でした。髪の毛に段をガッツリと入れて襟足の長さを残し、毛量をしっかりとったものが好まれていました。

現在の流行りとしてはふんわりとした空気感を出しながらも、毛先の重さを適度に残したものが多くなっています。顔周りをマッシュラインに切ることで、顔を包み込む可愛らしく、優しい雰囲気にしつつ、横から見たシルエットは襟足が残っていて、しっかりとくびれができているという、少し個性的なスタイルも人気が出ています。外にハネた毛先も束感を作りすぎず、『面』で動きがつくといったイメージです。

もちろん好みによって質感は変えていくのもアリなので、トレンド感を理解したうえで自分の好みとのバランスを探っていきましょう。

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くびれヘアをつくる2つの方法

最高にかわいいくびれヘアですが、つくり方は大きく分けると2種類あります。それが『カットでつくるくびれ』と、『ヘアアレンジでつくるくびれ』です。

同じようなスタイルを作るとしても、方法が違えばオーダー方法が異なります。美容室でのイメージの共有をスムーズにするためにも、専門的な知識を入れておくのも大切です。

どちらにもメリットとデメリットがあるので、自分の好みで選べるようにご紹介します。

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カットでつくるくびれヘア

くびれヘアは丸さとふんわり感をつくる『グラデーションカット』と、タイトなシルエットと毛先の動きをつくる『レイヤーカット』の組み合わせでつくることができます。

カットラインで作ったくびれはスタイリング剤をつければ狙ったところに狙った動きをつくりやすく、シルエットも安定します。最近のトレンドは、毛先のレイヤーも少し毛先に厚みが残るように計算して切られていることが多いので、毎回スタイリングをしっかりしなくても、ある程度は まとまりのある毛先になるでしょう。

当然一度カットしてしまうと、日によって印象を変えるということが難しくなるので、美容師さんとくびれヘアの長さ設定や重さの残し方などをしっかりと相談して、満足のいくヘアスタイルを手に入れましょう。

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ヘアスタイリングでつくるくびれヘア

スタイルチェンジをするのは勇気がいるけれど、スタイリングでくびれヘアをつくれるなら試しやすいのではないでしょうか。

カールアイロンを使い内巻きと外巻きを織り交ぜてスタイリングすれば、簡単にくびれヘアを作ることができます。カールアイロンを使い続けて慣れてくれば、どんな長さのスタイルでもくびれヘアを作ることができるので、スタイリングの幅を広げるためにぜひ練習していただければと思います。カールアイロンの太さをいくつか揃えておけば、レングスが変わったとしても対応することができるので、細いものと太いものを1本ずつもっておくといいでしょう。

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カリスマ美容師がつくるくびれヘアカタログ

トレンドをつくり出すカリスマ美容師たちは日々新しいスタイルを発信し続けています。そんな常に新しいヘアスタイルを研究し続けている美容師さんの最新スタイルをご紹介いたします。

くびれヘアといっても、作る美容師さんによって細かなこだわりや、カットの方法やテクスチャーのつくり方などが違うのでお気に入りの美容師さんを見つけてみてほしいと思います。

くびれヘアとカラー、くびれヘアとパーマなどといった組み合わせにも注目してスタイルを探してみてください。

くびれヘア1

ワンレングスカットをベースに、ベージュ系のグラデーションカラーをミックスしたくびれヘア。

落ち着いて見えやすいワンレングスカットも、変化を与えられるグラデーションカラーで視覚的に凹凸を出すとふんわり感を演出できます。毛先を外にハネるようにスタイリングしたうえで、トップからウェーブを繋げくびれをつくりましょう。

色味はグレーをベースにアッシュを足したグレージュで大人っぽくクールな女性像を実現します。

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くびれヘア2

裾は長さを残しレイヤーを入れ、サイドにはふんわりとした空気感が出るようにグラデーションを入れた、カットでつくるくびれヘア。カラーはブリーチを使いガッツリとトーンを上げ、透明感を出したベージュ系カラー。

くびれ部分はしっかりとボリュームを抑えタイトなシルエットになるので、アイロンなどで押さえつける必要がなくスタイリングも楽々。表面の毛先の丸さだけを意識して、アイロンやカーラーを使って空気を入れるようにスタイリングをしていきましょう。ヘアアイロンでベースをしっかりと作っておけば、スタイリング剤は毛流れを整える程度のセット力があれば十分!艶とまとまり重視で使いやすいアイテムを使って仕上げてみて。

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くびれヘア3

セミロングレングスの大人っぽいくびれヘア。

カラーリングはブラウンベースの落ち着いたカラーで艶感を損なわないように。スタイリング剤も艶が出るようにオイル系の毛流れがしっかりとつくタイプをチョイス。

毛先のハネ具合や、内巻きの入れ具合は、強く巻きすぎるとガーリーな雰囲気になってしまうので、控えめに巻くのがおすすめです。センターパートで立ち上げたバングも、大人っぽさをアップし強い女性という印象を与えてくれます。

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くびれヘア4

くびれをヘアアイロンでつくった後に、ウエットな仕上がりになるスタイリング剤をつけて束感を出したスタイル。束感を出すことでカジュアルな印象になるので、個性的なヘアアクセやアイウエアとの相性もアップ。乾燥しがちな季節にはウエットな仕上げ方がぴったりです。

カラーはマット系の艶消しカラーでカジュアルに。日本人特有の髪の毛の赤みを全く感じさせないオシャレカラー。

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くびれヘア5

シルエットをタイトに抑えたモード感を感じるくびれヘア。

切りっぱなしのカットラインが、外ハネを入れた後も残るように毛先の毛量調節は最低限にとどめ重さと艶感をキープ。

バングはシースルーバングでおでこの肌感を見せて透明感を与えます。

スタイリング剤も、しっとりと重めなオイル系やクリーム系を使用してボリュームを押さえましょう。

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くびれヘア6

個性的なインナーカラーで一味違うスタイルに。

内側にブリーチを使い明るくした髪の毛が入ることで、変化の少ないワンレングススタイルにも凹凸を出すことができます。ブリーチをした後に色味を乗せればハッキリとした色味を出すことができるので、くびれヘアの外ハネのアクセントにかなり有効です。ベースの明るさを暗めにすることで、インナーカラーのコントラストを大きくして、よりインナーカラーを際立たせることができます。

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くびれヘア7

レイヤーをしっかりと入れた動きの多いくびれヘア。

ウエイトが高くなる分カジュアルさが増し、動きがつきやすくなるので、髪の毛の量が多い方や、直毛でシルエットが四角くなりやすい方におすすめです。

バングは頬で後ろに流れる長さに設定することで縦長のシルエットになりがちなレイヤーの特性を和らげることができます。顔の形が面長の方はバングの長さで骨格をカバーすると似合わせやすい。

ハイトーンカラーと合わせると更に軽さと透明感が出るので、好みのテクスチャーに合わせてカラーリングのトーンを決めていきましょう!

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くびれヘア8

ショートヘアでもスタイリングでくびれヘアをつくることができる!

いつも同じパッツンボブに飽きた方は、ストレートアイロンを使い毛先に外ハネを入れましょう。ショートレングスにカールアイロンを使うのは難易度が高いので、プレートが短いストレートアイロンがおすすめです。表面はアイロンをスルーして艶を出し、バングも整える程度にアイロンを通す。顔周りに短い毛をつくり、頬にかかるように内巻きにアイロンスルーしたら完成!

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ヘアスタイルを楽しむ

今回はトレンドのくびれヘアについて、カットによるつくり方、ヘアスタイリングによるつくりかたなどを合わせておすすめのスタイルを紹介していきました。お気に入りのスタイルが見つかったなら、美容師さんと相談をして似合わせ方法などを相談して理想のくびれヘアを手に入れて下さい。

最近のトレンドとして、韓国のヘアスタイルに影響されて韓国で流行っているスタイルが日本版にアレンジされて広まるという流れができています。日本でのトレンドだけでなく、海外にも目を向けてみると、日本に入ってくる前に流行を先取りできちゃうかも。

ヘアスタイルは人によってはあまり変えることなくいつも決まったスタイルを続けているという方も多いと思います。同じスタイルであればスタイリングのやり方も決まってくることが多く、時間をかけずに完成度の高い身だしなみを続けることができるので良い部分もたしかにあると思います。

しかし、少しトレンドに目を向けてみるとそのときによってスタイルの変化があることに気づくはずです。トレンドを意識すると街中にいる人たちのヘアスタイルの変化や、それに伴うヘアアクセ、ヘアアレンジアイテムにも目がいくかもしれません。

ヘアスタイルに対する見方を変えるだけで、日々の生活に変化が生まれて、いつもとは少し違った日常を送ることができるはず!

是非あなたにも、今回ご紹介したくびれヘアを始め、たくさんのヘアスタイルに触れて毎日充実した日々を送っていただきたいと思います。

今回の記事が、その手助けになれば嬉しいです。

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BS director

BS director

美容師→美容学校講師を経てライターとして一般の方はもちろん、美容師、美容学生に向けて知識を発信しています。ヘアスタイル、ヘアケアの悩みを解決する、役立つ記事をお届けします。