美容院で友だちが増えるなんて...｜下北沢のとあるサロンに美容室の常識を覆された話

美容室らしからぬ美容室「T:Luck(ティーラック)」

いい意味で期待を裏切る、少し変わったおかしな美容室♪

下北沢駅徒歩2分という好立地ゆえ、いちげんさんも多いという「T:Luck(ティーラック)」。

しかも、外国人のお客さまもとっても多いというのです。

その理由は、ずばり、お店前の看板に英語でメッセージがしたためられているから!

「えっ?　メニューではなくメッセージ?」と思った方もいるかもしれませんが、はい。「メッセージ」で正解なのです。

書かれているのは、「T:Luckでできること」。

具体的にどんな内容かというと、「ビールが飲める!」「友だちができるかも!?」とおよそ美容室らしからぬことばかり……!

カラーしながらビールOK!　カットしない日にも遊びにきてOK!

通いたくなる理由は一つじゃない

気になるメッセージの意図を明かしてくれたのは、オーナースタイリストの伊藤聡司さん。

伊藤さんによると、店には常時5種類程度の海外のクラフトビールを用意している他、不定期で英会話イベントやカメラの初心者講座、メイク教室まで開催しているのだとか。

ビールはカット後に注文する人も多いといいますが、

カラーの待ち時間に楽しむ人もいるんだとか。

もちろん、法律はきちんとクリア。

れっきとした、“アルコール提供OKの美容院”なのです。

さらに、美容院といえば読み物はヘアカタログか売れ筋の雑誌かと思いきや、そういった類の雑誌は一切なし。

「美容室の中にヴィレヴァンの本売り場があるみたいでしょ?」と伊藤さんも笑顔を見せます。

伊藤さん スタイリストページ

置いているビールは毎回仕入れる種類を変えているそう！

ライフスタイルを提案したい

「人と人」「人と趣味」をつなげたい

「普通のことやってもおもしろくないですもんね」と話す伊藤さんがなぜこうしたユニークなサービスを提供しているかというと、ご自身が3年前に海外に旅行したことがきっかけになっているのだとか。

「僕は、英語は一切できないんですけど、言葉が通じなくても、ビールという潤滑油があれば十分コミュニケーションがとれたので、お客さんにもそれを体感してほしいと思ったんです」

そこで、実際にT:Luckをオープンした暁には、

はじめましてのお客さん同士でも会話に花を咲かせられるよう、

伊藤さんが話題を振って、お客とお客をつなげることも多々あるのだそう。

「もちろん空気は読みますよ。なかには、店内にある本を読みながらゆっくりとビールを楽しみたいお客さんもいらっしゃるので、そういう方には読書そのものを満喫してほしいですしね」

そうした心遣いも功を奏してか、T:Luckでの至福の時間にどっぷりとはまって、

後日、ビールだけ飲みに来るお客もちらほらいるんだとか。

「バーカウンターの用意もあるので、みなさんくつろいでいかれます」と伊藤さんも満足げ。

遅い時間も営業しているから、仕事帰りにも立ち寄れる

夜は22時までオープン中

現在、1周年特別記念で22時まで営業中とのことですが、

評判がいいため、「おそらく今後もこの時間まで営業することになるでしょうね」と伊藤さん。

仕事帰りにふらっと立ち寄って伊藤さんに愚痴を聞いてもらい、すっかり癒されて帰路につく人も多いそうですが、これだけアットホームな雰囲気なら、一日の疲れがすーっと抜けるというのも納得です。

しかも、何度も通っていると顔なじみの人が増えるばかりか、伊藤さんのサポートによって気心の知れた友人が増えることもあるでしょうし、

地方から東京に出てきた人にとっては、気を遣わずにリラックスできるこの感じ、

ある種の「地元感」とも呼べるほっとしたものなのかもしれません。

まずはイベントから参加するのもアリ

常客以外も参加OKの交流会が魅力的

ここまで読んで、「ぜひ一度行ってみたいけどいま髪は伸ばし中なのよね……」と頭を抱えてしまった人もいるかもしれません。

そんな人におすすめが、T:Luckで開催のイベントに参加することです。

近々だと、9月23日に英会話交流会が開催予定。

なんと、こうした交流会への参加がきっかけで外国人の友だちができて、その方が暮らす国にまで遊びに行った人もいるのだとか。

「facebookのイベントページから参加表明していただければ、どなたでもご参加できますよ。

会社以外の友だちが増えずに困っているという人も、うちに来たら楽しい友だちが増えますよ。

おいしいビールの用意もあるので、ぜひ一度遊びにきてくださいね」

「ビール」「友だち作り」などのキーワードが気になる人も、

この機会に伊藤さんにヘアスタイルの相談をしたいという人も、

まずはfacebookをチェックしてみてはいかが?

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