人気サロンの“らしさ”を紐解く! 個の強みを発揮することがサロン成長の起爆剤! 超新星人気サロン SKILL TOKYOに迫る!【後編】
2023年2月、東京・渋谷に彗星の如く現れたメンズサロン、SKILL TOKYO。一流スタイリストが集結し、その圧倒的な技術力×デザインで一躍人気サロンに登り詰めました。今回は業界内外から注目されるSKILL TOKYO代表・岩本桂弥さんと幹部の乾立貴さん、長瀬大貴さんのスペシャル対談が実現!
インタビューは前後編の2本立てです。後編では、3名のイチオシスタイルをご紹介いただきました!
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SPECIAL CONTENTS
2024.01.31
アップバングショート/長瀬 大貴
アップバングの短髪スタイルは不動の人気です。このスタイルは、ジェットモヒカンのようにサイドは短めにとってトップの長さを残しつつ、前髪の分け目を作らずに一方から流したのがポイント。ランダムに束が動くスパイキーショートが流行っているのでその要素を入れて、アウトラインに動きを出して男らしさと遊び心をプラスしました。
バングを内側におろすと陰影ができるので骨格が修正され、小顔効果が期待できます。韓国のおこぼれバングをヒントに取り入れ、外側はリバースして動きを出し、さまざまなニュアンスをミックスしているのもこのスタイルの特徴です。男性は生え際を気にしている方もいらっしゃるので、内側に下ろすことで印象もグッと変えられますよ!
シチサン分けショート/長瀬 大貴
ビジネスシーンを意識したショートスタイルです。毛先をあえて遊ばせずに、分け目をつけて流しています。ずっと昔からある七三分けを今の時代に落としこんんだらどうなるかと考え「シチサン」ヘアを発案しました。昔の七三分けはある程度長さがありますが、短髪でもおさまり良く決まるようにカットしています。分け目をしっかりと出してサイドを押さえたスタイリングで、オフィスで目を引くカッコよさと清潔感を追求しました。
僕はSKILL TOKYOのマネージャーをさせてもらっています。サロンワークはもちろんのこと、今後はサロン全体で取り組む事業展開にも注力し、さらに大きい会社にしていきたいですね。そのためにも個のパワーを強化する必要があるので、自分も精進し、スタッフを盛り上げていきたいと思います。
長瀬 大貴ながせ だいき
埼玉県出身。埼玉県理容美容学校の通信科を卒業後、レディースサロン2社で店長を経験し、独立を視野にフリーランスへ転向。その頃にSKILL TOKYO代表の岩本に出会い感銘を受け、2023年4月に入社。『お客さまの美意識をワンランク上へ』をテーマに、10〜20代から圧倒的に支持を受ける。短すぎない短髪を得意とし、絶大な支持を受けている。現在はマネージャーとしてサロンの成長を支えるキーパーソン。
クロスマッシュパーマ/乾 立貴
僕は無造作で扱いやすいパーマスタイルが得意で、このスタイルは日常に馴染むゆるめのパーマをデザインしました。自宅でもサロンのスタイリングができるように、再現性のある施術をしています。スタイリング剤も選ばずにパーマの動きがでるように扱いやすさを重視しました。
このスタイルのようにゆるくパーマをかける施術は、引き算がとても難しいんですよ。初来店のお客さまからは「施術した数日間はカールが強くて、徐々に馴染むと説得された経験があります…」とよく相談を受けます。それってお客さまにとっては残念なことだと思うので、僕はかけたその日からベストの状態で楽しめるパーマを施術します。その人の骨格や髪質・クセを生かしてパーマデザインするので、ぜひ安心してお任せください!
ツヤミディセンターパート/乾 立貴
前上がりのミディアムレングスに、ラフなニュアンスのゆるいパーマを入れました。センターパートの立ち上がりから頬骨にかかる顔まわりの動きは特にこだわっています。好きなスタイルング剤は、ナカノ モデニカナチュラル。ジェルとワックスの中間のような使用感で、柔らかくてうるおいのある艶感が出るのでオススメです。このスタイルのようにルーズなパーマとの相性もバッチリですよ! 僕はサロンワークの傍ら、店長としてSKLL TOKYOの内部強化を取り組んでいます。特にスタッフの成長に関係する、カリキュラム関係は今後さらに深掘りしていきたいですね。オープンしてまもないサロンだからこそ教育面を強くして、メンズ業界の第一線で活躍するサロンに上り詰めます!
乾 立貴いぬいりき
福井県出身。山野美容専門学校を卒業。レディースサロンで店長を務め、その後フリーランス美容師に転向。独立準備をしていたシェアサロンで代表の岩本と会い、SKILL TOKYOへの参画を決意。一人一人の骨格や髪質に合わせて巻くオーダーメイドパーマを得意とし、その技術力の高さと柔らかい人柄でリピート率No.1を誇る人気スタイリスト。現在は店長として教育面などスタッフをリードする存在。
コンパクト×エアリーマッシュ/岩本 桂弥
ラウンドマッシュをベースにコンパクト×エアリー感を意識してデザインしました。膨らみすぎないように内側をおさえ、一本一本アウトラインの抜け感を出すことで、決めすぎないラフな仕上がりになっています。コンパクトとエアリー感は真逆のジャンルなので、それを共存させるのは難易度が高いですが、メンズヘアの領域を広げたくて挑戦したスタイルです。
作り込みすぎないように動きをあえての左右非対称し、透け感を出しました。頬骨に掛かる髪は小顔効果を狙っています。
僕は日本人の髪の悩みに全て訴求できるようにカットしているので、必ず似合うスタイルに出会えますよ!
ウルツヤミディアムショート/岩本 桂弥
このヘアは2024年トレンドになりそうなミディアムスタイル。実は一枚目のモデルさんと同じ方なんですよ! 最近、平成に流行ったスタイルに今っぽさをミックスするアレンジが人気。シースルなカットベースに、襟足を残して平成っぽさを出しました。軽やかさのある艶っぽいスタイリングで大人っぽさを演出。目元に2本ほど垂れてる髪や、頬骨にかかる毛束でセクシーな印象にしました。動きは出していますが、全体はコンパクトに仕上げています。同性のみならず異性にも好評で、僕が担当すると「彼女ができる」といってくださるお客さまも多いですね。
メンズヘアはスタイリングが命なので、プロダクト開発をしたいとずっと夢見ていました。その目標が、今年は叶いそうでワクワクしてますね! 僕だけでなくみんなのやりたいことも叶えて、スタッフが「できたー!」と喜ぶ顔が見たいです。好きなことができる環境を用意して、これからもメンバーの夢を実現していきます!
岩本 桂弥いわもと けいや
福岡県出身。福岡美容専門学校福岡校卒業し、都内の有名メンズサロンに新卒入社後、フリーランス美容師に転向。SNSでの集客やブランディングに特化し、10〜20代から圧倒的に支持を受け、Tik Tok は約23.7万、Instagram約11.8万フォロワーを誇る。河野雅昭氏が代表を務める『SKILL天神今泉』の東京代表として、2023年2月に『SKILL TOKYO』をオープン。サロンワークのみならず、撮影やセミナーなど多岐に活躍し、美容業界内外から注目を集めている。
Director桑名 真理子(くわな まりこ)
メイク技術者の目線を武器に、美容WEBマガジンの創刊、12年間で延べ1000件を担当。人の魅力にフォーカスする企画が得意。美容ライフが豊かになる、ワクワクする景色をつくります。