どのヘアスタイルもパーフェクト美容師! 松浦裕哉スタイリスト図鑑!【後編】
表参道・銀座の有名サロンでキャリアを積み、湘南へ拠点を移し2020年に独立。鵠沼にて『LINOA』『NEON』の2店舗を構え、その代表をつとめる松浦裕哉さん。「小顔カット」理論を武器に、お客さまや同業者から常に注目されている人気美容師です。今回はそんな松浦さんに、これまでのキャリアやヘアデザインへの思いを前後編でお届け! 後編では、ヘアスタイルを作る際に大切にしていることや、今後の展望をお伺いしました。ぜひ最後までご覧ください!
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SPECIAL CONTENTS
2024.08.21
松浦裕哉さんってこんな人
LINOA / NEON代表
松浦 裕哉(まつうら ゆうや)
山口県出身。山口理容美容専修学校卒業。都内有名店にて店長・ディレクターを経て、湘南エリアへ拠点を移す。有名店の代表・ディレクターを経験後、独立。2020年4月にLINOAをオープン。独自の小顔理論を確立し、幅広い層の女性からの支持を集める。確固たる技術力で業界誌・一般誌の撮影や、代表としての店舗運営や人材育成が注目されてセミナー講師としても活躍中。2022年11月に2店舗目となるNEONをオープン。
お客さま同士もつながるほど、距離感の近い街で感じる可能性
ー 松浦さんがヘアスタイルを考える際に大切にしていることは?
僕は女性のふとした瞬間に見せる表情や仕草に可愛らしさや魅力を感じます。振り向く姿や、髪を耳にかける仕草など、生活や仕草に溶け込んで女性らしさを引き立てるナチュラルなヘアが好きですね。
僕は女性のふとした瞬間に見せる表情や仕草に可愛らしさや魅力を感じます。振り向く姿や、髪を耳にかける仕草など、生活や仕草に溶け込んで女性らしさを引き立てるナチュラルなヘアが好きですね。
一人ひとりのライフスタイルやお悩みに寄り添えるようカウンセリングも徹底しています。僕だけでなくLINOA/NEONには実力派スタイリストが在籍しているので、幅広い年齢層とメニューに対応しています。
僕が大切にしているナチュラルで女性らしいヘアの技術はスタッフに落とし込んでいますが、個々に好きなスタイルを極めてもらってますね。スタッフそれぞれの得意を活かして、湘南エリアでトップサロンに成長していけたらと思っています。
ー 湘南エリアでトップサロンになるために、どんなことを意識していますか?
湘南は地域密着型寄りのエリアなので、年齢層問わず対応できる技術・接客と環境づくりがマストです。実際にサロンでは、休日の朝にママさんとお子さんが一緒にきて、昼にパパさんやお祖父さまがいらっしゃるなど、家族ぐるみで来ることもあります。ご紹介も多く、お客さまの大切なコミュニティーの方々が来てくださり、大変ありがたい限りです。
僕たちスタッフもお客さまとプライベートでサーフィンをしたり、食事に行ったりもするので、関係性の築き方や距離感の近さは鵠沼ならではかなと思います。
お客さま同士もつながっていて、仲良くしているようです。サロンがパイプ役となってコミュニティーができていたり街との関わりがつながる感覚は嬉しいですね。鵠沼は村のような感覚があるので、スタッフとも商店街の飲食店によく行きますし、積極的に交流を図るようにしています。
また、さまざまなエリアの経営者の方にお話を聞いてサロンを活性化するヒントをもらっています。国内はもちろん、この前は海外展開も視野に入れてマレーシアに視察に行ってきたばかりです。
百聞は一見に如かず。行動が夢を叶える最大の武器
ー 海外視察へ実際に行かれてみて、いかがでしたか?
首都のクアラルンプールは街が細分化されていて、いろんな人種の方で賑わっていて都市としての勢いを感じましたね。街の真ん中は日本でいうところの銀座のような感じで、ハイブランドのお店が立ち並び洗練されていて上品な街。そこから5分ほど歩くと屋台が並びローカルな雰囲気へとガラッと変わります。
首都から車を走らせると日本人が多く住む高級住宅街もあるんですよ。高層マンションが立ち並び、街の中にプールや体育館、学校、美容サロンやカフェなど生活がが完結できるようになっています。
たった数キロの違いで雰囲気が全く変わるおもしろさもありながら、経営視点でみると難しさも感じました。ただ経済成長が著しい国なので、今挑戦したらとてもおもしろそうな街でしたね。2月にはオーストラリアにも視察に行ったので、今後も興味のあるところに足を運んでみようと考えています。
ー 海外の経済成長を目の当たりした、率直な感想は?
この前の視察では、日本とマレーシアで経営してる方にお話しを伺ったのですが、なぜ両方でやってるのかを聞いたら「日本には日本のやり方があるし、海外にはその土地での闘い方がある。どちらも知っていたらいろんな戦術が学べて、何かあったときに強いよね」と。
僕は経験がいちばんの武器だと思ってるので、すごく印象的なお話しでした。百聞は一見に如かずだなと身をもって感じましたし、今回のように興味のある場所まで行って現地の方とお会いすることで、自然と日本の美容業界の魅力や課題が見えてきますね。
今後スタッフがさらに増えたとき、さまざまな夢をサポートできるように僕は選択肢を用意して道の広げ方を学んでいます。
− 松浦さんが今後、やってみたいことは?
直近の目標は、先ほども話したように湘南エリアでトップサロンとして認知されること。鵠沼でもおしゃれで洗練された技術・接客が受けられ、上質で開放的なサロン環境を徹底していきます。
都内から湘南に拠点を変えてより感じるのは、鵠沼はお客さまと美容師の線を越えて深い関係性が築けるのが魅力であり、そのコミュニティーに可能性を感じてます。
仲の良い鵠沼の友人たちも、元をたどると最初はお客さんとしてきていた方だったりして、美容室とは別で仲間が集まれる場所を作りたいなと思っています。飲食店を開きたいなと構想を練っているところです。
また、よりライフスタイルに入り込める事業をやりたいので、周りと手を組んで鵠沼の自然を生かしたウェディングフォトや、インバウンドで海外の方が多く訪れるので観光客向けのサービスも検討中です。
そんなふうに、湘南の自然や人、特性を活かしながら湘南エリアを代表するトップサロンに登りつめ、代表としてスタッフの夢の実現をサポートしていきたいですね。
松浦 裕哉(まつうら ゆうや)
山口県出身。山口理容美容専修学校卒業。都内有名店にて店長・ディレクターを経て、湘南エリアへ拠点を移す。有名店の代表・ディレクターを経験後、独立。2020年4月にLINOAをオープン。独自の小顔理論を確立し、幅広い層の女性からの支持を集める。確固たる技術力で業界誌・一般誌の撮影や、代表としての店舗運営や人材育成が注目されてセミナー講師としても活躍中。2022年11月に2店舗目となるNEONをオープン。
Director桑名 真理子(くわな まりこ)
メイク技術者の目線を武器に、美容WEBマガジンの創刊、12年間で延べ1000件を担当。人の魅力にフォーカスする企画が得意。美容ライフが豊かになる、ワクワクする景色をつくります。
Photographer菊池 麻美(きくち あさみ)
多摩美術大学グラフィックデザイン科卒、2003年・2004年 CANON写真新世紀佳作。レゲエと海外旅行をこよなく愛するフリーランスフォトグラファー・シネマトグラファー。