どのヘアスタイルもパーフェクト美容師! whyte浜本 忠勝スタイリスト図鑑!【前編】
原宿にあるヴィーガンビューティサロン&カフェ『whyte』。代表である浜本 忠勝さんは、心も身体もサスティナブルに、より自然に生きていくためのライフスタイルをさまざまな形で提案しています。今回はそんな浜本さんに、これまでの美容師キャリアやヘアデザインへの思い、サスティナブルな活動を前後編でお届け! 前編は、美容師として大切にしているポリシーやサロンの強みをお伺いしました。ぜひ最後までご覧ください!
SPECIAL CONTENTS
2024.09.18
浜本 忠勝さんってこんな人
whyte/代表
浜本 忠勝(はまもと ただかつ)
神奈川県出身。国際文化理容美容専門学校渋谷校卒業。都内の有名サロンに勤めながら海外コレクションでヘアメイクを担当するなど頭角をあらわす。2018年8月にヴィーガンビューティーサロン&カフェ「whyte」をオープン。100%VEGANのノンフライドーナツ「VENUTS」を立ち上げる。環境のことだけでなく、心も身体もサスティナブルに、より自然に生きていくためのライフスタイルをさまざまな形で提案している。
サスティナブルな生活を、街のスタンダードに。創業時から変わらない、whyteの願い
ー 2018年にオープンし、7年目を迎えたwhyte。あらためてサロンの魅力は?
ヴィーガンビューティーサロンwhyteは 、“We live better - より自然体に生きていく-”をコンセプトとして掲げ、サステナブル&ヴィーガン対応の商品をメインに取り扱って施術をしています。
また、併設している1階のカフェでは、ヴィーガンスイーツやドリンクを販売。植物性の食材のみで作ったドーナツや、ノーワックスのレモンを使用した自家製レモネードが人気です。
朝8時からオープンしていますから、サロンやカフェを通してお客さまが朝を有効活用してくださってるのは嬉しいですね。共感してくださる方が来てくださるたびに、創業当初に掲げたコンセプトを貫いてよかったなと感じる日々です。
whyteを立ち上げたころは、ヴィーガンやサスティナブルの知識や取り組みは、日本では一部の人が興味を持つ程度。この6年間を通して少しずつ浸透していき、求めていた方向に社会がついてきている感覚があります。
一方で、コロナなど時代が一変した経験から、新しいものに適応していく必要性も感じています。お店がある原宿はトレンドの流れも目まぐるしく変わりますし、コンセプトを大事にしながら、新しい時代に適応できるようバランスをとっていきたいですね。
ー そもそも浜本さんがヴィーガンに興味を持ったきっかけは?
独立前にニューヨークへ行ったときの経験ですね。ご縁があってコレクションのヘアメイクをさせてもらっていたのですが、仲間とご飯に行くと通常メニューのほかにヴィーガンメニューが用意されているのが当たり前だったんです。
サスティナブルな生活が街のスタンダードとして成り立っているのに、当時の日本はそういった環境がほとんど見当たりませんでした。そんな経験がずっと頭の中にあって、独立するときに東京で新しいカルチャーを発信しようと思い、ヴィーガンをコンセプトにサロン展開をしました。
ー SNSを拝見していると、最近もよく海外に行かれていますね。
パンデミックが落ち着いたタイミングで、ヴィーガンへの興味関心度が高いロサンゼルスへ足を運んでいます。今後グローバルに展開していくことを念頭に、ロサンゼルス進出を視野に入れているんですよ。
そのために今はビザの取得や、出店エリア・ターゲットの選定も兼ねて視察に行っています。美容師として働きたいので、カリフォルニア州の美容師免許を取得する勉強もしています。難易度は高いですが、合格できるまでチャレンジしていきます。
ロサンゼルスには知り合いが一人もいなかったので、現地の美容師さんにDMを送って会いに行ったりもしていました。また趣味のテニスを向こうでもやって、コーヒーショップの店主やアーティストさんなど幅広いコミュニティーができましたね。
コロナのときは現地へ行けなかったからこそ、実際に足を運んで行動することの重要性を実感しました。デジタルな情報収集や連絡ツールを利用しながら、実際に目で見て体感するなどアナログな行動やつながりも大事ですね。
ヴィーガンプロダクトを通して、オシャレを楽しむデザインを施していきたい。
ー 浜本さんの美容師としての武器は何ですか?
ヴィーガンカラーを使用したデザイン性のあるスタイルです。ヴィーガンカラー剤の発色の良さや色味のバリエーションが豊富なことを知ってもらえたら嬉しいですね。また、去年くらいからボブがトレンドで、得意なスタイルの一つです。特に切りっぱなしボブはお客さんからもオーダーが多く人気のスタイルですね。
ー浜本さんのイチオシヘアは?
NUMBER THREEさんのカラー剤「PERFETTO」のコレクションを担当させていただいてるのですが、その作品は反響がありますね。
©︎NUMBER THREE
シャーベットっぽいライムグリーンカラーの絶妙な色合いは特にこだわっています。ここ最近のトレンドはタイトなストレートヘア。その要素を取り入れて全体はクールな印象の中に、淡いカラーで抜け感やオシャレ度をアップしています。
コレクションで発表したもう一つのデザイン、ストレートボブのセクションカラーも人気です。
©︎NUMBER THREE
ハイライトにサンドベージュ、ローライトはダークカラーのウォームブラウンを入れています。デザインのポイントとして、顔まわりにぱつっと直線的なラインを入れてオシャレ度をよりアップさせました。
サロンをオープンしたころからのお付き合いのあるNUMBER THREEさんは、ウェルビーイングなプロダクトを提案されているメーカー。
一年半前からアンバサダーをさせていただいていています。日本のみならず先日は台湾へ行き、現地の人気スタイリストとコラボセミナーをしました。
ヴィーガンへの興味関心度に可能性を感じていますので、今後もグローバルに活動をしていきたいですね。
ー 後編は、whyteスタッフの魅力や浜本さんのターニングポイント、また今後の展望などにフォーカス! ぜひ、お楽しみに!
浜本 忠勝(はまもと ただかつ)
神奈川県出身。国際文化理容美容専門学校渋谷校卒業。都内有名サロンに勤めながら海外コレクションでヘアメイクを担当。2018年8月にヴィーガンビューティーサロン&カフェ「whyte」をオープン。100%VEGANのノンフライドーナツ「VENUTS」を立ち上げる。環境のことだけでなく、心も身体もサスティナブルに、より自然に生きていくためのライフスタイルをさまざまな形で提案している。
Director桑名 真理子(くわな まりこ)
メイク技術者の目線を武器に、美容WEBマガジンの創刊、12年間で延べ1000件を担当。人の魅力にフォーカスする企画が得意。美容ライフが豊かになる、ワクワクする景色をつくります。
Photographerトカジ ショウタ
人気美容師として活動する一方で、写真&映像クリエイターとして活躍中。サロンのIV/CM/コーポレートビデオ、芸能事務所のMVなども手掛け、業界から注目される。