どのヘアスタイルもパーフェクト美容師! LONESS片山良平のヘアスタイリスト図鑑!【前編】

サロンワークのみならずセミナーやヘアショー、コンテスト審査員など幅広く活躍するLONESS代表の片山良平さん。トッププレイヤーが多く所属するLONESSの組織力や経営眼も注目の的です。今回はそんな片山さんに、これまでの美容師キャリアやヘアスタイルへのこだわりを前後編でお届け! 前編は、美容師として大切にしているポリシーやサロンの強みをお伺いしました。ぜひ最後までご覧ください!

SPECIAL CONTENTS

2025.01.22

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目 次

片山良平さんってこんな人

LONESS

片山 良平 (かたやま りょうへい)

名古屋美容専門学校卒業。都内有名店に入社し、抜け感のあるやわらかいスタイルや、クセ毛を生かすカットを武器に一躍人気スタイリストへ。クリエイティブディレクターとして活躍後、本田治彦氏と共に独立。2016年の3月にLONESS表参道店、2019年3月にLONESS銀座店をオープン。サロンワークのみならずセミナーやヘアショー、コンテストの審査員など幅広く活躍しながら、代表として経営やマネージメントにも注力している。

ハイプレイヤーが多く在籍するLONESS の徹底してこだわっていること

− 2016年に表参道店、2019年3月に銀座店をオープンし8年目を迎えたLONESS。サロンならではの魅力は何ですか?

LONESSは『美容業界で輝き続ける人材を輩出し続けるサロン』をミッションとして掲げています。8年の月日をかけてスタッフが育っていき、ハイプレイヤーが多く所属していることがLONESSの強みです。

確かな技術を習得していることはもちろん、圧倒的なコミュニケーション力でリピート率が高く、お客さまに愛されているスタイリストばかりです。

LONESSのターゲット層は、サロンを巡って多様なスタイルを楽しんだ上で、自分の似合うヘアを知っている女性が憧れる女性。さらに新しい魅力に出会えるように「一人ひとりがなりたい自分になれる場所」としてLONESSが誕生しました。

美容感度が高くてハイセンスなお客さまの満足度を導くために『カウンセリング』は特に大切なので、徹底していますね。実際に伸びてるスタイリストは、ヒアリングがとても丁寧。お客さまの要望を引き出すのが上手ですし、理想を形にできる技術を持っています

ー LONESSのスタッフさんは、どんな方がいらっしゃいますか?

明るくてポジティブ、そして素直な子が多いです。色で例えると『オレンジ』のようなイメージでしょうか。採用でも『人間性』を重視しています。面接ではこれまでの経験で培った対応力などを探って、人柄を見ていますね。

例えばバイト経験のある応募者でしたら、オペレーションやスタッフ間のトラブルなどの事例を出して、どう対応するかを聞くんです。返答によってリーダーシップをとるタイプなのか周囲をサポートするタイプなのかなど、相手の人間性が見えてきます。個性を把握した上でチームのバランスを見ながら、仲間を採用するようにしています。

対話はインプットでありアウトプット。社内で1on1をする理由

ー スタッフ育成で大事にしていることは?

技術はもちろんのこと美容師としての人間力も磨いていく教育をしています。LONESSでは社内のコミュニケーションの一環として1on1ミーティングをしているんですよ。毎週日曜日にスタッフ同士で行っていて、主に勤務状況や気分の把握をしています。

1on1での対話がきっかけで、明日のお客さまとの接客のヒントになったり、会社の未来につながるヒントがあるかもしれない。対話はインプットでありアウトプットでもありますから、そこから派生した経験値が増えるほど、人間としての視点が広がっていくはずです。

また、社員旅行や3ヶ月に1度行う全体ミーティングでは「LONESSのスタイリストとはどうあるべきか」など、スタッフが参加できるディスカッションの場を設けていますね。

これからの時代、美容師は技術ができて当たり前。その当たり前を身につけることはもちろん大事です。その上で人間性を磨くことで、他の美容師と差別化ができます。志の高い仲間同士がセッションすることで、お客さまをより幸せできるはずです。

ー 前向きなスタッフさんが多いということですが、ポジティブな状態を維持する方法は?

スタッフ一人ひとりが望む目標を本人が決めることですね。なりたい美容師像を決めて、いつまでに達成するのかゴールを設定した上で逆算していくんです。するとスケジュールが明確になるので、迷いがなくなるんですよ。

スタッフには「自分の棚卸」が大事だと伝えています。夢に対して今の課題点と解決策を書き出して、今すぐできるのかそうではないのかの時間軸を考えてもらいます。タスクを棚卸しすることで、1年365日1日24時間ある中でいつ何をするとベストなのかを振り分けることができ、人生を有効活用できるんです。

夢のスケールやジャンルにこだわる必要はありません。スタイリストの方向性によって大切なものは変わります。自分ならではの良さを活かしてポジションを作れたらいいですね。

また、周囲のことをあまり気にしないことも重要です。周りを気にすると自分の良さや夢に迷いが出やすいので、揺るがない芯を持って周りと共存していくのが大事。夢や大切なものは人によって違いますからそれを知るためにも、自分の棚卸しが必要なんです。

ー 後編では片山さんのイチオシスタイルや、今後の展望をインタビュー!ぜひお楽しみに!

次回へ続く

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PROFILE
プロフィール
片山 良平(かたやま りょうへい)
LONESS

片山 良平(かたやま りょうへい)

名古屋美容専門学校卒業。都内有名店に入社し、抜け感のあるやわらかいスタイルや、クセ毛を生かすカットを武器に一躍人気スタイリストへ。クリエイティブディレクターとして活躍後、本田治彦氏と共に独立。2016年の3月に表参道店、2019年3月に銀座店をオープン。サロンワークのみならずセミナーやヘアショー、コンテストの審査員など幅広く活躍しながら、代表として経営やマネージメントにも注力している。

EDIT
編集
桑名 真理子

Director桑名 真理子(くわな まりこ)

メイク技術者の目線を武器に、美容WEBマガジンの創刊、12年間で延べ1000件を担当。人の魅力にフォーカスする企画が得意。美容ライフが豊かになる、ワクワクする景色をつくります。

菊池 麻美

Photographer菊池 麻美(きくち あさみ)

多摩美術大学グラフィックデザイン科卒、2003年・2004年 CANON写真新世紀佳作。レゲエと海外旅行をこよなく愛するフリーランスフォトグラファー・シネマトグラファー。