どのヘアスタイルもパーフェクト美容師! ALBUMプロデューサー/NOBUの作る4ヘアスタイル徹底図鑑! <ヘアスタイル紹介編>【前編】
Hot Pepper Beautyでの予約数が3年連続【全国1位】の人気サロンALBUM。その中でも、お客さまからも美容師からも常に注目を浴びる、ALBUMプロデューサー/NOBUさん。その巧みな技術は、どんなスタイルを作り出してもハイクオリティに仕上がる、いわば“パーフェクト美容師”といえます。
今回は、そんなNOBUさんが作るショート、ボブ、ミディアム、ロングの4種類のスタイルを紹介。フォロワー数23万人強のInstagramなどを通じて、これまで反響の大きかったヘアスタイルの中から、特にNOBUさんらしいクリエイティブが発揮されたイチオシのヘアスタイルをご紹介します。
SPECIAL CONTENTS
2021.10.14
サロンでは『オンナカッコイイ』をテーマに、エッジの立ったスタイルを提供中
ALBUMは、主にファッション感度の高い女性に向けて、毎月通える価格設定でトレンドスタイルを提供するサロンです。
その中で、僕はプロデューサーとしてお店の価値を高めるため、雑誌の撮影やセミナー講師など外部の仕事をしながら、サロン全体の教育や美容師という職人としてのあり方を若い世代に伝える役割を担っています。
スタイル作りでは『オンナカッコイイ』をテーマに、ややエッジのきいたヘアスタイルを手掛けています。
来ていただいているお客さまの層は、アパレルや看護師さん、化粧品メーカーなど美容関係の方、CAさんなど、いわゆる女性が活躍される職業についている方が多いです。おそらく、みんな『カッコよくなりたい、カッコよく働きたい』という思いがあるのかもしれませんね。トレンドやおしゃれにも敏感で、ファッションやアクセサリーの話でよく盛り上がります。
今回は、そんな感度の高いお客さまからも好評の、ショート、ボブ、ミディアム、ロングそれぞれのレングスでイチオシのヘアスタイルを紹介していきます!
NOBU流【バレイヤージュショート】
いわゆるハンサムショートスタイルです。一見普通のショートスタイルですが、今人気のある全体をハイトーンにするのではなく、根元をバレイヤージュにしているのがポイント。
カラーはツヤ感のあるペールベージュをメインに、トップにハイライトを入れて、根元は5レベル(日本人の平均的な地毛のカラートーン)でアッシュブラウンにしました。繋ぎ目を水で塗りながら伸ばしてグラデーションになるようにカラーリングしています。
このカラーあってこそのショートスタイルです。ショートでもバレイヤージュにする人が増えてほしいという思いもあって作りました。
個人的に、僕はショートスタイルでは前髪を作らないのが好み。髪をかき上げたときに自然に分かれるように、その人のつむじに合わせて調整します。
NOBU流【ダークフェイスフレーミングボブ】
これは、ややグラデーションカットを交えたミニボブスタイル。カラーは、ダークカラーでフェイスフレーミングをしています。フェイスフレーミングで髪の内側を明るくするのが流行っていますが、あえて内側を暗くしてクールに引き締めました。表面は、ライトアッシュでちょっとホワイト感を出しています。
一見派手なカラーに見えるけど、カットラインやメイク、ファッションをすっきりクールにすることで、スタイリッシュに決まります。
毛先はワンカールで内巻きにしていますが、前髪は巻かずにスッと落ちるよう自然な流れにしています。スタイリング剤もバームのみ。
インパクトのある髪色にするなら、スタイリングはナチュラルに! というのはオンナカッコイイスタイルの鉄則ですね。逆に、同じカットスタイルで黒髪ならば、派手に巻いてしまうのもアリだと思います。
NOBU流【グロスグレージュミディアム】
次はミディアムスタイル。カラーはグロスグレージュという色です。ロートーンの髪色に、厚めに持ってきた前髪をザクザクっとカット。
毛先はナチュラルな内巻きなのですが、ただの内巻きだと毛先が少し重くなってしまうので、普段の分け目を反対側に変えました。そうすると、トップのところでかき上げるような形になるので、バランスがよく、オンナカッコイイ印象に近づきます。
NOBU流【スパイシーガーリーロング】
最後はロングで、お客さまからのオーダーもすごく多いスタイルです。
僕が作るスタイルの中では、ガーリーよりかもしれません。ライトベージュカラーで軽やかな柔らかい印象に。前髪はウェットに仕上げていますが、髪全体はスタイリング剤を使わずに、巻いてほぐしただけで動きが出るようにしました。
ファッションはシースルーで甘い印象ですが、少しエッジを効かせるために、アイメイクを強調し、全体的なバランスでオンナカッコイイスタイルにしています。
4つのスタイルすべてに言えるのが「作り込んでいるように見えるけど、ナチュラルでシンプル」というところ。手ぐしで整えたり、かき上げたりしても崩れずに決まるように作っています。
撮影のときは、“形状記憶スタイリング”的な感じで、ガチガチに作り込みすぎてしまう美容師さんが多いけれど、僕の作るスタイルは、撮影が終わったらモデルさんがそのまま遊びに行けるような仕上がりを心がけています。
-以上、NOBU流4つのヘアスタイルはいかがでしたでしょうか!? この秋チャレンジしてみたくなるオトナカッコイイヘアスタイルがラインナップしていましたね♪後編は、【スタイル作りのコツ編】! どんなものからスタイル作りのインスピレーションやヒントを得るのか、またNOBUさんがお客さまから愛される人柄にもフォーカス! お楽しみに♪
NOBU
大阪府出身。ル・トーア東亜美容専門学校卒。大阪と東京のサロンで経験を積み、2014年よりALBUMのプロデューサーとして活躍。美容学校生のころから既存のルールにとらわれず、独自の手法で技術を高め、売り上げ、集客ともに伸ばしてきた実力者。サロンワークのほか、雑誌の撮影やショーのヘア・メイクの仕事も数多くこなしている。インスタグラムのフォロワーは23万9千人。11月には自身初となるスタイルブックNOBU STYLE BOOK(主婦の友社)が発売予定。年内には青山に新たなプロデュースサロンもオープン予定。
Director桑名 真理子(くわな まりこ)
メイク技術者の目線を武器に、美容WEBマガジンの創刊、12年間で延べ1000件を担当。人の魅力にフォーカスする企画が得意。美容ライフが豊かになる、ワクワクする景色をつくります。
Photographer菊池 麻美(きくち あさみ)
多摩美術大学グラフィックデザイン科卒、2003年・2004年 CANON写真新世紀佳作。レゲエと海外旅行をこよなく愛するフリーランスフォトグラファー・シネマトグラファー。
Writer須川 奈津江(すがわ なつえ)
フリーランスの編集・ライター@東京東側。お仕事は美容師さんメディアでの執筆、教育、健康、レシピ本などの実用書・ライト文芸の編集などなど。