【救世主はホームケア?!】ブリーチ、カラー、乾燥のダメージ、どうしたらいい? ダメージケアのエキスパートに聞いてみた!【美容師が教えるきれいな髪を保つ方法Vol.1】
「外国人風ヘア」などのキーワードで最近人気の、明るく透明感あるハイトーンヘア。その髪色を実現するには「ブリーチ」が欠かせません。でも、ブリーチはダメージが気になるという方もいるのでは? ブリーチやカラーを楽しみながら、同時に「髪が乾燥してパサついて見える」「枝毛や切れ毛が気になる」などのダメージの蓄積による髪のトラブルは避けたい!
そこで今回は、渋谷でハイダメージを受けているブリーチ毛をサラサラきれいな髪へ救ってきた、ブリーチ毛のトリートメントのエキスパートが集まるサロン、「VAICE」店長の寺田樹希也さんにインタビュー。どうして髪はダメージを受けてしまうのか、ダメージを軽減する方法、サロンの仕上がりを長持ちさせてブリーチもカラーも楽しみ続ける髪を作るためのケア方法を教えてもらいます!
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SPECIAL CONTENTS
2022.01.20
ブリーチ毛のダメージケアのエキスパート!「VAICE」店長/寺田樹希也
アシスタント時代からブリーチやカラーを得意としてきた、ハイトーンヘアのスペシャリスト。特にブリーチによるハイダメージ専用のトリートメント技術が支持され、タレントやモデルなど多くの有名人も担当している。その信頼は、来店されるお客さまの80%がサロントリートメントメニューを選択するほど。さらにダメージケアへのこだわりから、3年もの時間を費やし、研究を重ねて独自配合のヘアマスク「Rebrightex(リブライテックス)リペアマスク」を開発。
Q:ダメージによる髪のトラブル、どんなお悩みが多い?
A:パサつき、枝毛、切れ毛など。特にブリーチやカラーのダメージのお悩みが多いです。
髪が乾燥してパサつく、広がってまとまらない、枝毛や切れ毛が気になるという声が多いですね。特にブリーチやカラーをされている方は、より強いダメージで悩まれている方が多いです。中には髪を伸ばしたくてもダメージによって途中で切れてしまうので、ミディアムヘアやロングヘアにできないという方もいます。近年ハイトーンヘアにチャレンジする人が増えてきたことで、強いダメージに悩む方が増えている印象があります。
Q:なぜブリーチするとダメージを受けやすいの?
A:適切な施術をしないと、髪の内部が空洞になってしまうから。
ブリーチは、髪のキューティクルを一度開いて内部の色素を抜く技術。それによって髪を明るくトーンアップし、よりきれいにカラーができるようになります。
ただし、髪の状態をしっかり把握して適切な施術をしないと、髪の色素と一緒に栄養分や水分が出てしまうことがあります。そうすると髪の内部に空洞ができてしまい、乾燥してパサついて見えたり、一本一本がうねってしまったり、軽くなりすぎて広がってしまったりするんです。そこに枕や服との擦れやブラッシング、髪同士の絡まりで生まれる摩擦、アイロンなどによる過度な熱が加わると、枝毛や切れ毛につながります。
また、一度開いたキューティクルをしっかりケアして閉じてあげないと、髪の表面がザラザラして引っかかりやすくなってしまいます。これもダメージを感じやすい点ですね。
Q:ブリーチを楽しみながらきれいな髪を保つにはどうすればいい?
A:ブリーチが得意な美容師に相談して。ホームケアの継続も重要なポイント!
近年は技術が進化していて、確かな施術とケアを受ければ、ブリーチを楽しみながらも、艶があって鮮やかなヘアデザインを作れるんですよ。
ポイントは主に3つです。
・ブリーチが得意な美容室で施術を受ける
・サロントリートメントも合わせて選択
・ホームケアを継続してしっかり行う
美容室や美容師によって、得意な技術は異なります。なので、きれいなハイトーンデザインやブリーチが得意な美容室で施術を受けるのがおすすめ。ブリーチ技術が高い美容師なら、髪や頭皮への負担をできるだけ抑えた施術を提案してくれますよ。
また、ブリーチやカラーと一緒に、サロントリートメントを受けるのもおすすめです。ブリーチでダメージを受けやすいのは「髪の内部が空洞になる」「キューティクルが開く」ことが原因。だから、トリートメントでしっかり栄養成分と水分を補給し、髪の表面を整えてあげるんです。
そして最後に重要なのが、自宅でのケア。どんなにサロンでケアしても、それは一時的なものです。いかにホームケアをしっかり継続するかが、サロンの仕上がりを長持ちさせるための鍵になります。
Q:自宅でのケアは何をすればいい?
A:サロン専売のホームケア商品を活用しよう!
自宅でのケアで意識したいポイントは3つです。
・シャンプーとトリートメントを適切に行う
・夜はドライヤーでしっかり髪を乾かす
・サロン専売のホームケア商品を活用して、いつものケアにプラスワン
シャンプーやトリートメントで毎日少しずつ栄養成分や水分を補給ケアすることで、髪の内部の成分が流れ出るのを最小限で抑えられます。ただしシャンプーは毛先をゴシゴシ洗ってしまうとダメージにつながりやすいので気をつけて。毛先は軽く泡立てるだけでOK。根元をふわっと立ち上げるために、頭皮をしっかりと洗うイメージで使いましょう。
また、寝るときに髪が濡れたままだと枕との摩擦でダメージが起きやすくなったり、表面の水分が蒸発するときに髪の内部の水分も一緒に飛んでしまってパサつきが加速してしまったりします。そのため、お風呂上がりにはドライヤーで髪をしっかり乾かすことも重要です。ただし、髪はタンパク質でできているので、ドライヤーの使い方によっては熱で髪がダメージを受けてしまうこともあります。
どんなシャンプーやトリートメントが合うか、ドライヤーのかけ方は、髪質や作りたいスタイルによっても異なるので、美容師に相談してみましょう。
そして最もおすすめしたいのが、サロン専売のホームケア商品の活用です。サロン専売品はプロフェッショナル使用で作られたアイテム。そのため、より贅沢に栄養成分や保湿成分が配合されていたり、特定のお悩みを集中的にケアできたりします。いつものシャンプー・トリートメントを変えるのは難しい場合も、アウトバストリートメントやヘアミストなど、普段のケアにワンアイテム追加してみるだけでも仕上がりが変わりますよ。
中でも僕が特におすすめしているのが、サロンオリジナルのケアアイテムの活用です。
Q:どうしてサロンオリジナルのアイテムがおすすめなの?
A:現場のプロのこだわりを凝縮しているから!
サロンオリジナルのアイテムには、その美容室のこだわりが詰まっています。美容師が日々お客さんの髪と向き合う中で感じるお悩みや問題点、実際の使用感など生の声を反映しているんです。だからこそ、より一人ひとりのお悩みに応えるアイテムになっているんですよ。
ただし、どんなにいい商品も間違った使い方だと十分な力を発揮できません。しっかり正しい使用法をチェックして活用してくださいね。
挑戦できるヘアデザインも広がる! 正しいケアで、艶あるハイトーンヘアを楽しもう
実際に、しっかり自宅でケアしている方とそうでない方とでは、次回来店されたときの髪の質感が全く異なります。正しいケアをしっかりしているお客さまは、ブリーチを繰り返していてもしっかり髪を伸ばせていますし、サロン仕上がりの艶感やサラサラ感をキープできているんです。そうなれば、美容師からも提案できるヘアデザインの幅が大きく広がるので、さまざまなヘアスタイルやカラーにチャレンジできるようになります。
ぜひ日々のケアを少しだけ頑張って、ハイトーンのデザインもより一層楽しんでください!
Vol.2では、ブリーチ毛のダメージケアのエキスパート「VAICE」が開発したブリーチ毛専用のホームケアアイテム「Rebrightex(リブライテックス)」についてうかがいます。美容系Youtuberも紹介するなど、今、美容好きの間で話題を呼んでいる「Rebrightex」。なぜそれほど人気なのか、こだわりと、すごいトコロを教えてもらいます! さらに、その力を最大限に発揮する使い方も紹介します!
寺田 樹希也てらだ じゅきや