【-神サロモ-file 06 /風花さん】 有名美容師からオファー殺到! あの人気モデルさんにフォーカス!
それぞれの美容師の世界観を発信するスタイル作り・撮影に欠かせない、”サロンモデル”。サロンモデルは、美容師を支える存在の一つといえます。
有名美容師たちから絶大な信頼を集める“神サロンモデル”を取材するシリーズ。第6回のゲストは、おしゃれな雰囲気が印象的な風花さん。“キレイ”も“かわいい”も兼ね備えた幅広い表現力が魅力です。そんな風花さんがサロモを始めたったきっかけや、思い出深いヘアスタイル、美容師さんへの思いなどについて聞きました。
サロモ探しのポイントが知りたいという美容師さん、これからサロモになりたいという方も必読の記事です!
>神サロモ file05 藤本麻衣さん
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2022.04.13
サロモと仕事は両立できる! サロモの活動は社会人になってから本格スタート
―風花さんは、いつごろからサロンモデルとしての活動を始めたんですか?
初めてサロモをしたのは大学生のときだったのですが、本格的に始めたのは社会人になってからなんです。
短大に通っていたので、授業とバイトでまったく時間が取れなくて、ここ数年、ようやく時間ができました。
―社会人になってから本格的に始めるというのは珍しいパターンですね!
そうですよね。私は普段、美容部員の仕事をしているのですが、メイクやコスメも大好きなのでこれからも両立していきたいです。
―初めて撮影したときのことって覚えていますか?
初めての撮影は、高円寺にあるウツワの岡村智代さんとの撮影でした。新宿で声をかけていただいたのがきっかけです。当時は、髪色が派手だったので、コンテスト用のクリエイティブなスタイルを撮ってもらうことが多かったです。
何しろ初めてだったので、どんな顔をしていいかわからないし、どうしよう!?と戸惑いました。5年くらい前のことですね。
―街でハントされたんですね。そういう機会も多いですか?
当時はそうでしたね。表参道などで声をかけていただいて、そのつど撮影に赴く感じでした。
実は私、そのころまで“サロンモデル”という存在を知らなくて、初めに声をかけていただいた岡村さんが独自にやっているものだと思っていたんです(苦笑)。
ちょうどそのころにInstagramも初めて、DMでご依頼をいただくことも増えて、「サロンモデルという仕事があるんだ!」と知りました。
やりたい気持ちは強かったものの、最初にお話ししたように学生のころは時間に余裕がなかったので、お引き受けできないケースもあり、「社会人になったらできます!」とお返事していました。
―普段のお仕事とサロモの両立。正直、大変じゃないですか?
普段の仕事がお休みの日に撮影を入れるので、大変な部分もありますが、モデルとして呼んでもらえるということがすごく嬉しいことなので、ありがたいという気持ちのほうが強いですね。
せっかく呼んでいただいているので、当たり前のことかもしれませんが、「昨日まで仕事だったから、ちょっと疲れているのかな」みたいな表情やコンディションにならないように気を付けています。
カラーができないことがコンプレックス…。黒髪でも心晴れやかになった撮影
―これまでの撮影で、特に印象に残っている美容師さんとそのスタイルについて伺いたいです。
どの撮影も思い出深くて選べないくらいなのですが…。個人的には、i+toeの千葉雄平さんに作っていただいた黒髪スタイルには感慨があります。
2018年に撮ったものなのですが、当時働いていた職場がカラー禁止で、私はそれがつらくて。仕事とサロモを両立したいのに、カラーができないとなるとチャンスも減ってしまうんですよね。それでモヤモヤを抱えていたのですが、「黒髪でこんなにかわいくなるんだ!」と、心が晴れやかになりました。
千葉さんは、距離感がすごく近い人で、楽しくお話ししているうちに撮影が終わってしまう感じです。
あとは、Say.の安富佳祐さんにボブにしてもらったときの撮影も思い入れがあります。今はボブが定着していますが、それまではロングで、自分でも「もうずっと長いままでいいかも」と思っていました。
そんなときに安富さんから「絶対ボブの方が似合う!」と言われて、そこまで言うなら…とボブにしたんです。実際、ボブにしたら自分でもしっくりきたし、サロモとしての仕事も増えました。
ちなみに、このときはカラーしているので、カラーができる職場に転職したあとの撮影になります(笑)。
―晴れてカラーも楽しめる日々になったのですね。ちなみに風花さんは、Instagramではヘアスタイルだけじゃなく、ご自身のコスメの投稿ものせていますよね。
はい。仕事にするくらいコスメが好きということもあるんですが、ちゃんとやろうと決めたのは、美容師さんがきかっけなんです。
一昨年くらいに、AIN.の長谷川裕二さんとインスタライブをしたことがあって。撮影をする日に準備をしながらライブをやったので、私はセルフメイクをしながらコスメの話をしていたんです。そうしたら、長谷川さんが、「コスメの話はきっとみんな知りたいから、これからは毎週インスタライブをやってそこで話そう」と言ってくれました。そうなると、投稿にものせた方がいい、ということになって、今のようにコスメや化粧品の写真を上げるようになりました。
そのころ、毎週インスタライブをやっていたためか、フォロワーさんの数もグイッと増えました。
―そんな経緯でさらにInstagramの人気が出たんですね。編集部一同も風花さんの投稿、ずっと見てられます(笑)。
コスメもメイクも大好き! 撮影のうち8割はセルフメイクで!
―撮影のときに心がけていることはありますか?
距離感が近い美容師さんだと、事前にかわいい系なのかモード系なのか撮りたい写真の雰囲気を聞いて、メイクのテイストを合わせてから行くようにしています。
あと、モデルさんって“お客さん”みたいな対応をしてもらうのでそういう態度になりがちですが、選んでもらってその場にいるということを忘れずに謙虚に、そして撮影しやすい気遣いはしているかもしれません。
―先程もさらっとおっしゃっていましたが、自分でメイクできるのってすごい強みですね。
ありがとうございます。撮影のうち、8割くらいは自分でメイクしているんです。
―それはすごい! メイクのほかに、美容で気を付けていることや、ご自身のコンディションを整えるためにやっていることはありますか?
岩盤浴が大好きなので、週に1回は行きます。
撮影のあとは、たいてい遊び予定を入れてモチベーションアップするのですが、岩盤浴にもよく行きます。
あと、甘いものやジュースはあまり飲まないので、食事は普通に摂っていますが、あんまり体重に影響はないのかもしれません。
―これから、サロモをやってみたいという方に、アドバイスはありますか?
インスタのDMでもよく質問いただくので、たまに考えるのですが、私は自分の撮影用のアカウントには、いろいろなテイストのヘアスタイル、髪型、メイクをまんべんなく載せるようにしています。何かしら美容師さんに刺さるといいな、という思いで、「こういう写真も撮れるし、こういう表情もできますよ」というのをアピールしているつもりです。
サロモは、学校や仕事とはぜんぜん違う出会いがあってとても楽しいので、ぜひチャンスを掴んでほしいですね!
あと、社会人になっても頑張ればサロモは続けられるというのは伝えたいです!
―最後に、美容師さんにメッセージをいただけますか?
美容師さんって、忙しかったり朝が早かったりしてもみなさん明るくて楽しそうで、それを見ていると、私もお仕事や毎日を頑張ろうっていつも思えるんです。美容師さんが一生懸命に夢を追う姿を見ていると、自分も頑張ろうって、いつも励ましてもらっています。
―今日はありがとうございました!
【上段】左から
・ベース下地 FEMMUE トーンアップUVクリーム
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Director桑名 真理子(くわな まりこ)
メイク技術者の目線を武器に、美容WEBマガジンの創刊、12年間で延べ1000件を担当。人の魅力にフォーカスする企画が得意。美容ライフが豊かになる、ワクワクする景色をつくります。
Writer須川 奈津江(すがわ なつえ)
フリーランスの編集・ライター@東京東側。お仕事は美容師さんメディアでの執筆、教育、健康、レシピ本などの実用書・ライト文芸の編集などなど。
Photo&Movie Directormunico
美容師であり、クリエイターとしても活動するkiyoと冨岡奈央のユニット。美容師としての感性を生かした広告の制作などを手掛けている。