【-神サロモ-file 09/Karenさん】 有名美容師からオファー殺到! あの人気モデルさんにフォーカス!
それぞれの美容師の世界観を発信するスタイル作り・撮影に欠かせない、”サロンモデル”。サロンモデルは、美容師を支える存在の一つといえます。
有名美容師たちから絶大な信頼を集める“神サロンモデル”を取材するシリーズ。第9回のゲストは、見る人に華やかな印象を与えるKarenさん。高校卒業と同時にサロンモデルを始めたというKarenさんですが、現在はフリーランスのモデルとして活躍中です。
多くの美容師さんが信頼を寄せ、スチールはもちろんヘアショーやセミナーのモデルを任されています。Karenさんがサロモを始めたきっかけや、印象深かったサロモのお仕事、そして美容師さんへの思いなどについて伺いました。
サロモ探しのポイントが知りたいという美容師さん、これからサロモになりたいという方も必読の記事です!
>神サロモ file08 坂上 みきさん
SPECIAL CONTENTS
2023.01.18
事務所のレッスンで習得した“目で訴える”表情づくりが今も生きている
―Karenさんは、いつごろからサロモとして活動していらっしゃるんですか?
私は、中学1年生から高校2年生まで事務所に所属していました。その期間は美容師さんにお声掛けいただいてもサロモをすることはできなかったので、高校を卒業してから本格的にサロモをスタートしています。
―サロモを始めるにあたって、どんな経緯があったのでしょう?
私は英語をきちんと習得したいという目標がずっとあって、大学も英語系の学科に進学しようと考えていたんです。でも、おもに奨学金関連の事情で進学が叶わなくなってしまったんですね。ただ、語学の習得という目標は持ち続けていて、大学でなくてもお金を貯めてワーキングホリデーに行こうと決めて、アルバイトをしていたんです。
そのアルバイトのお休みの日を利用して、Instagramで声をかけてくださった美容師さんの撮影に足を運ぶようになりました。そのころ、フルーツパーラーやアパレルなどで働いていて、2年ほど経っていざワーホリに行こう! というタイミングで新型コロナの感染拡大で行けなくなってしまって。
アパレルの仕事は続けていたので、お休みの日にサロモの活動を続けていこうと決めた矢先、その仕事を退職することになりまして…。時間に余裕ができたこともあり、今までお断りしなければいけなかった撮影も行けるようになったんです。次の仕事を決めずに退職してしまったことは、私としては不本意だったのですが、今こうしてたくさんの美容師さんと楽しく撮影できているので、結果的にはよかったです。現在はフリーランスのモデルとして活動しています。
―そうだったんですね。最初の撮影のことは覚えていますか?
はい。姉がサロモをやっていた地元の埼玉にあるサロンの美容師さんに声をかけていただいたのが最初です。その美容師さんは私が中学生のころからサロモをやらないかと誘っていただいていたのですが、事務所に所属していてできなくて。それで、事務所を辞めたタイミングで初めてお引き受けすることができました。
―事務所に所属しているときは、どんな活動をしていたんですか?
モデルとしてスカウトしてもらったのですが、モデルと演技のレッスンがメインでした。このときの経験は本当に貴重なものだったと今も心から思います。一番覚えているのは、“目だけで訴えかける”レッスンです。音楽を流して鏡と向き合い、ストーリーを想像して目で語る…というものです。
―どうりで、Karenさんの表情は目の印象が強いというか、吸い込まれそうになると感じていました!
ありがとうございます! レッスンは本当に楽しくて、教えてもらったことを素直に実践していたのですが、その経験が今のサロモとしての表情や動きにも通じるものがあると思っています。
美容師さんたちの熱意に心打たれた、福岡でのヘアショー
―特に印象に残っている撮影はありますか?
サロモを初めたばかりのころ、sikiの磯田基徳さんに声をかけていただいて、福岡で開催されたヘアショーに出たことがものすごく心に残っています。
DMをいただいた時点でものすごく熱が伝わってきて、「これは引き受けないわけにはいかない!」と思いました。
準備段階の打ち合わせから、美容師さんたちがワクワクしているのがわかるんですよ。モデルは3名いたのですが、その方たちとの出会いに私もワクワクしました。ヘアショーの前日に前乗りしたホテルで、同じ部屋に集合してネイルを塗ってもらったり髪色を仕上げてもらったり。そんな中で、みんなが本番に向かって「頑張るぞ!」と一致団結していくんです。その熱さが学生時代の文化祭や修学旅行みたいで、心を打たれましたね。
ステージに立ったことだけでなく、準備などのすべての経験が今の自分に活かされていると思います。
ショートに切る必要があるヘアショーだったので、それまで私はロングかミディアムでショートにしたことはなかったのですが、「髪はすぐ伸びるから切ってみよう!」と、まさしく新しい自分にも出会えた経験でもありました。
後はgoodthing伊藤竜さんのセミナーでローライトを入れてもらったときの撮影も反響が大きかったです。
それまでは、ブロンドかベージュのハイトーンでベース作りをしていたのですが、自分としても変化がほしいなと思っていたときに、ローライトにしてもらいました。その後、どの美容師さんの撮影に行っても、本当にみんな口を揃えて「あのスタイル見たよ!」とか「すっごくかわいかった」と言ってもらえて、「こんなに見てもらえるんだ!」と感激しました。
「やりたい!」と願い続けることが、夢を叶える第一歩
―サロンモデルになりたい、という方にアドバイスはありますか?
やりたいと思ったことは口に出すこと、そして「絶対にできる!」と思い続けることです。私は、気持ちの持ちようってすごく大事だと考えているんです。ネガティブになってしまうことがあっても、「きっと大丈夫!」と思っていれば、絶対に大丈夫になるので!
―これから、どんなことにチャレンジしていきたいですか?
やはり、30歳までにワーキング・ホリデーに行って英語を習得したいです。海外に行くのは不安もありますが、自分の好きなことにチャレンジする人生でありたいので、絶対に叶えたいです!
事務所のレッスンやサロモの活動もそうですが、私は人と違うことをするのが好きだし、自分らしく生きるって楽しいよ! ということをたくさんの人に伝えて、それを活力にしてくれる人ができたらいいなと思います。
―最後に、美容師さんたちに応援メッセージをいただけますか?
私から応援メッセージなんて恐れ多いですが、美容師のみなさんがいるから今の私があります! 美容師になってくれてありがとうございます! と言いたいです。これからも一緒に私も頑張っていきたいです。
―今日はありがとうございました!
■今回の撮影で使用したアイテムはこちら!
【上段】左から
・アイシャドウ
ADDICTION ザリキッドアイシャドウウルトラスパークル #101
・アイブロウマスカラ
Laka ワイルドブロウシェイパー STRONG
・ハイライト
YEAU ニュアンススキンカラー 02
・アイブロウパウダー
SHIRO がごめ昆布 アイブロウパレット9A01 ブラウン
・コンシーラー
ディオールスキン フォーエバースキン コレクトコンシーラー
・ファンデーション
ナチュラグラッセ メイクアップクリーム 01
【下段】左から
・スタイリングバーム
L/O L/Oバーム
・リップ
SUQQU シアーマットリップスティック 06
Celvoke ディグニファイド リップス 23
・アイシャドウ
YEAU ディピクトアイシャドウ 03
・チーク
Celvoke カムフィーブラッシュ 07
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Karen
埼玉県出身。中学生〜高校生の間はモデル事務所に所属し、学業とレッスンの両立の日々を送る。高校卒業後、サロンモデルとしての活動をスタート。スチール撮影やヘアショー、セミナーの戻るとして活躍中。
Director桑名 真理子(くわな まりこ)
メイク技術者の目線を武器に、美容WEBマガジンの創刊、12年間で延べ1000件を担当。人の魅力にフォーカスする企画が得意。美容ライフが豊かになる、ワクワクする景色をつくります。
Writer須川 奈津江(すがわ なつえ)
フリーランスの編集・ライター@東京東側。お仕事は美容師さんメディアでの執筆、教育、健康、レシピ本などの実用書・ライト文芸の編集などなど。
Photo&Movie Directormunico
美容師であり、クリエイターとしても活動するkiyoと冨岡奈央のユニット。美容師としての感性を生かした広告の制作などを手掛けている。